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2010年9月17日

歴史を味わう 南庄老街巡り


※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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旧南庄郵便局

旧南庄郵便局

桂花巷

桂花巷

狭くて看板いっぱい

狭くて看板いっぱい

永昌宮

永昌宮

南庄老街
南庄老街

 南庄の歴史は九份と似ていて、もともとは炭鉱のあるにぎやかな町でした。最盛期には4つの映画館、20数軒の茶室や居酒屋などがあった中規模の町でした。炭鉱がなくなり次第に南庄には静かさが戻って、というよりは寂れてきたのですが、台湾内の観光旅行が盛んになってきた頃から南庄のよさが再び認識されてきました。今では台湾人にとって一泊二日の最適な観光地の1つです。現在では客家人、サイシャット族(賽夏族)、タイヤル族(泰雅族)が平和に暮らしている南庄郷には、民宿、ペンションが集中していて、自然に囲まれながら街を散策できる魅力的なスポットです。

 一番人気のスポットは南庄老街。この老街は1963年に台風のため家屋の大部分が損害を受けて倒壊しました。それで古い建物と再建された建物が立ち並んでいるところが特徴になっています。

乃木坂 百年の歴史を誇る南庄郵便局は、1899年の日本統治時代に建てられた、ヒノキ造りの木造日本式建築です。少し新しく見えますが、実は1935年震災後に再建されました。今は南庄文物会館として使われていて、郵便局時代のものが数々残されています。当地のお土産を購入することも可能ですよ。そして郵便局の向かいを下る石段の「乃木坂」は、1897年台湾総督だった乃木希典が不便な坂道を歩いた住民たちへの思いやりで自腹を切って作られたもの。今は30段ほどが残されています。横70センチ縦10センチで普段の階段よりやや広くて低いのですが、それは住民が天秤棒で品物を担ぐとき、一休みできるようにとの設計だそうです。

桂花巷 老街散策では、昔ながらの風情を残す裏路地の桂花巷は絶対見逃せません。桂花巷(キンモクセイの小路)という名前は、ある小さいな飲食店のそばにあるキンモクセイから付けられたそうです。その飲食店が桂花巷と呼ばれ、ついに飲食店があるエリア全体が桂花巷と正式に名づけられました。桂花巷は細くてゆるい坂道で赤い石畳の路地で、客の目を引こうと、狭い道でもどのお店も看板や宣伝に力を注いでいて、とても面白い風景です。ここでは台湾初の商品も少なくありません。たとえば桂花巷花茶湯圓がその中のひとつです。桂花巷を下りると永昌宮が見えてきます。その立派な外観が特徴で、複数の神を祀り地元の人々の信仰の中心的存在になっています。

 苗栗県の山の中に隠れているこの南庄は、山あいのリゾート地として台湾人にはかなり人気のレジャースポット。一度訪れてみませんか。
(記者:Akira)

【南庄老街】
住所:苗栗縣南庄鄉東村4鄰大同路43號(南庄遊客中心)
電話:037-824-570
営業時間:08:30-17:30頃
定休日:無
交通:台湾鉄道竹南駅から苗栗客運5804番に乗車、南庄で下車
URL:http://www.trimt-nsa.gov.tw/cht/unit_11_1.aspx?centerID=14
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