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2009年11月16日

北埔シリーズ3 北埔慈天宮


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北埔慈天宮

北埔慈天宮

歩くと音がする叮咚橋

歩くと音がする叮咚橋

金廣福公館

金廣福公館

古い風情が残る煉瓦の街道

古い風情が残る煉瓦の街道

 客家の街、北埔へ来ると古き懐かしい時代を感じることができます。煉瓦の壁や昔の建築様式の三合院など、タイムトンネルを潜り抜けてきたかのような錯覚に陥ります。ここ北埔はまるで古蹟の展示室のようで、それぞれの建物に物語があり、先人の知恵がぎっしりと詰まっています。ここを訪れたらぜひそんな雰囲気を味わってください。

姜阿新古宅 北埔老街の周辺1kmの範囲内には一級古蹟の「金廣福公館(参観は要予約)」と県指定古蹟の「姜阿新古宅」、三級古蹟の「慈天宮」などがあり、いにしえの雰囲気に満ち溢れています。中でも北埔の集落の中央に位置する「慈天宮」は一番の見どころ。集落の中心にあるので一帯の住民が廟の広場に集まることができ、伝達事項があるときなどに重宝したそうです。「慈天宮」は地理的に住民の中心にあっただけでなく、人々の信仰の中心でもあり、また会議をしたりする場所でもあり、住民にはなくてはならない非常に重要な存在でした。

狛犬
美しい彫刻の柱
屋根の素晴らしい彫刻

 「慈天宮」に奉られている主な神様は觀世音菩薩で、伝説によると昔中国大陸からやってきた客家人の「姜秀鑾」が持ち込んだものといわれています。廟にある彫刻は繊細で、いくつもの龍が彫られた脊柱や廟の前にある狛犬など、どれをとっても素晴らしいものです。特に石柱部分の彫刻は目を見張るものがあり、とぐろを巻くように上へと昇っていく龍は台湾の廟では珍しい作風だそう。廟内の石柱もよく見ると様々な面白い発見がありますよ。また廟の屋根にも大きな特徴があります。細かい技法が施された彫刻は廟全体をさらに華美で優雅にし、「慈天宮」を特色のある建築物のひとつにしています。

 「慈天宮」のそばにある「叮咚(ディンドン)橋」は可愛らしい小さな名所です。ここは北埔の人々が敵から身を守るための秘密兵器のようなもので、いくつかの石版を組み合わせてできていて、石版は空洞のものとそうでないものがあわさっています。もし何も知らずに空洞の石版を踏むとディンドンと音が鳴るようになっているため、敵の侵入を知り家を守ることができたといいます。この「叮咚橋」はまるでスパイ発見の仕掛けのようですね。

 静かな街北埔での古蹟巡りは喧騒に邪魔をされることもなく、ゆったりと時間が流れていきます。リラックスした気分で北埔の街を散策し、古蹟や伝統文化を見て回る素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
(記者:Alice)

【北埔慈天宮】
住所:新竹縣北埔鄉北埔街1號
交通:北埔バス停から徒歩約5分
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