

台北市内でもなかなかお目にかかることの出来ない宜蘭料理。その宜蘭料理に台湾料理と日本料理のアイディアを盛り込み、いいとこ取りをしたのが今回紹介する喫飯食堂です。場所は永康街の冰館近く。横道を入ったところにあります。人通りが少なく落ち着いた場所です。
お店は照明を落としたシックな雰囲気。オーナーの呂さんがお店を運営するにあたって大切にしているのは食、空間、雰囲気、人の4つ。店内に流れる曲は台湾の民族音楽でお客様がリラックスできるよう選曲しているそうです。さりげなく飾られている生け花も日本人に生けてもらっているとか。
そんな呂さんが紹介してくれたオススメメニューは「芋香排骨(豚スペアリブと筍の揚げ煮)」「南瓜豆腐(豆腐と海産類のカボチャ汁煮物)」「山椒煮油魚(魚の山椒煮)」の3種類。
まずは「芋香排骨」をいただきました。コクのある濃厚なスープが素材をまとめ上げます。筍のシャッキリした歯触り、タロイモのボリューム、スペアリブの豊かな旨みが絡み合います。
「南瓜豆腐」は玉子豆腐にカボチャのスープをかけたもの。見た目からどこかほっとする雰囲気が漂います。田舎のおばあちゃん家で出てくる料理と申しましょうか。素材自体の甘さを生かしたカボチャスープが身体に染みこむようでした。そして、衝撃を受けたのが
「山椒煮油魚」です。煮くずれしないよう薄い木に包まれています。ゆっくり剥がしていただくと・・・これは、どこかで食べたことのある味です。「鯖のみそ煮!そうでしょう?」とオーナーに尋ねてみると「日本の鯖のみそ煮は甘すぎるでしょ。出汁を工夫してさっぱりさせたんだ。」とのこと。確かに甘さがくどくなく、いくらでも食べられそうです。味の秘密を聞いてみると少しレモンを入れているとか。他にも季節によって旬の野菜を使うようにしているなど料理に対するこだわりを滔々と語ってくれました。
オーナーの呂さんは「宜蘭料理 呂桑食堂」も経営されています。なんでもこちらのお店が常に満席なので「呂桑食堂」を作ったとのこと。まったく同じ店 を作るのではなく新たに創意工夫を盛り込むところにオーナーとしてのこだわりを感じます。その熱意はお客さんに支持されなんとリピーター率は8割というすばらしさ。台湾のVIPやあのジェイ・チョウ (周杰倫)も利用することがあるそうです。アイディアいっぱいの宜蘭料理を味わってみるのはいかがでしょうか。
【喫飯食堂】
住所:台北市大安区永康街8巷5号
電話番号:02-2322-2632
営業時間:11:30-14:00 17:00-21:00
休業日:なし
クレジットカード:不可