


2代目のおかみさんと娘さんが切り盛りする50年の老舗の屋台「陳家」では、お酒がほんのり香る酒醸餅をその場で焼いて売っています。辺り一面には甘い酒譲の香りが立ち込め、道行く人も思わず立ち止まってしまうほど。
駅ナカが充実しつつある台北駅から徒歩約10分程の重慶南路1段にある台北重南郵便局の目の前に「陳家」の屋台があります。小さな屋台ということもあって見つけにくいかもしれませんが、働き者のおかみさんと元気な看板娘が力を合わせて一生懸命働いている姿が印象的な屋台です。
酒醸餅は、小麦粉でできた生地に酒醸を加えて作られるもっちりとした食感のおやきです。酒醸とは、蒸したもち米に麹を加え低温発酵させて作られる日本の甘酒に似たお酒です。この自家製の酒醸と老麺粉と呼ばれる1、2日寝かせた生地と、新麺粉と呼ばれる発酵したての生地を混ぜ合わせます。発酵度合いの違う老麺粉と新麺粉を混ぜ合わせることによって、独特の食感が生まれるんだそう。この生地をまた6〜8時間発酵させれば下ごしらえは完了。この生地に具材を包み、油を使わずに両面を15分程こんがり焼くとできあがりです。
気になるメニューは、紅豆(甘さ控えめの粒餡)や菜脯豆干(大根とニンジンの漬物と、豆腐の水分を抜いてローストして作られる豆干入りのおかず系)、芝麻花生(すり潰したゴマとピーナッツが香ばしいおやつ系)の5種類で、いずれも1個25元。餡はすべて自家製で、毎日家族総出で仕込みをするそう。豆干は有名な大渓産のものを使用するというこだわりも。一口食べてみると甘い酒醸の香りともちもちの食感がやみつきになりそうなおいしさです。
皆さんもぜひ「陳家」の酒醸餅を味わってみてはいかがでしょうか。
【陳家】
住所:台北市重慶南路1段48号(台北重南郵便局前)
営業時間:12:00〜19:00
定休日:無休
交通:台北駅より徒歩約10分