旅々台北.com台北日和

このページを閉じます
2008年4月25日

巻いて食べよう! 種福園


斤餅斤餅を焼く具を巻いた斤餅

 お店の前は大きなガラス張り。中をのぞくと何やら薄い皮のような物を伸ばしている模様。これは中国大陸北部の主食の1つである斤餅という皮を作っている最中です。今回ご紹介する「種福園」はこの斤餅という皮でおかずを巻く、ちょっと変わったスタイルのいただき方ができるお店です。

お店の外観 1983年に創業して、今年で25年のこのお店。一見するとカフェのような作りで、中華料理のお店とは思えない程おしゃれな店内です。1階は少々狭いのですが、2階には大小9つのテーブルがあって、大人数でも問題ありません。また目の前には二二八公園が広がっているので、2階の大きな窓から公園の緑を愛でつつ、清々しい雰囲気の中お食事をいただくことができますよ。

 さて、この斤餅という薄い皮。昔は1斤2斤と斤単位で売買されていたため、そのままそれが名前になったのだとか。この皮の作り方は独特で、薄く薄く伸ばした生地を丸い鉄板で焼きます。そして焼き加減を見ながら数分、ひっくり返して今度は素手でパンパンと叩きます。叩く事によって皮と皮の間に空気が入ってふんわり感が増し、柔らかさと堅さのバランスが良くなるそうですよ。こうして焼き上がった斤餅は1枚(20元)を4等分にしてお皿へ盛られます。斤餅に巻く具この皮自体には味はついていないので、好きなお料理を巻き、甘いお味噌をつけていただきます。お店の方曰く、巻いて食べる事によってお料理の良さと斤餅の良さが交じり合い、味がさらに引き立つのだそう。

 斤餅に巻くお料理は、中国大陸北部の家庭料理が中心。今回いただいたのは、牛肉の細切りを炒めた京醤牛肉絲(小160元、大190元)や豆腐、もやし、キクラゲや春雨を炒め、その上に薄焼き卵をのせた合菜代[王冒](小90元、大120元)、そして蝦とほうれん草を炒めた炒蝦仁(小190元、大280元)の3品。どのお料理もそのままで十分おいしいのですが、皮に包むとまた違った味になり、2度楽しめます。

清燉牛肉湯 そしてこのお店のもう1つのオススメが清燉牛肉湯(80元)です。こちらのスープは黄牛という台湾産の牛肉を8時間煮込んだスープで、あっさりしたお味の中に、牛肉のうまみがしっかりと出ていて、牛肉はホロッと崩れる程柔らかでした。

 手が汚れるのを気にせずに、好きな具材を自分で巻いて食べる。ちょっとしたセルフ気分が味わえておいしさも格別ですよ。

【種福園】
住所:台北市懐寧街106号1F
電話番号:02-2371-4933
営業時間:11:00〜14:00(日祝 11:00〜14:30) 16:30〜21:00
定休日:旧正月
交通:MRT台大醫院から徒歩約5分
※支店 台北市松江路123巷12号-1