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2008年4月8日

金門島の旅 前編


たくさんの砲弾金門の富豪の家老街

 台北から空路でわずか1時間の金門島は「戦争の島」と言われ、長い間軍政が敷かれていましたが、戒厳令が解除された今では気軽に訪れることができる観光地となりました。晴れた日には対岸の中国大陸を見ることもできますよ。

 台湾本島から西に約300kmに位置する金門島は、金門本島、小金門など大小12の島々から成る群島です。中国福建省の廈門市からわずか2100mしか離れていないため、国共内戦時には最後の戦地となりました。戦車島内には防空壕や地下道などがはりめぐらされ、現在でも地雷が埋められている地域もあり、当時の戦況の激しさをうかがい知ることができます。美しい海を生かしてマリンスポーツの普及を図ろうと地雷の撤去が急ピッチで進められていますが、先日も地雷撤去のエキスパートの方が作業中に死亡するという事故が起きたそうで、なかなか作業が進まないのが現状のようです。

 金門の特産品である高粱酒は「酒の中の酒」と呼ばれ、その芳醇な香りと濃厚な味わいが特徴とされます。年間100億元の売り上げのほとんどは金門県民に還元されるそうで、島内の幼稚園はすべて無料、お年寄りには毎月9000元が支給されるんだそう。日本のような年金制度が確立していない台湾ではこういった制度はとてもありがたいそうですよ。

軍用輸送機 また内戦時には中国大陸から島に44万発もの砲弾が打ち込まれ、現在ではその砲弾を原料に 金門名物の包丁が作られています。丈夫で長持ちすると評判を呼び、中国からの観光客にも人気なんだとか。

 「貢糖」は、粉末状のピーナッツと砂糖を固めた素朴な味わいのお菓子です。オリジナルのピーナッツ味の他に、豚足味などの変り種もあるので気になった人は試してみてくださいね。高粱酒を練りこんだ「麺線」(そうめんのような細い麺)や、リューマチや腰痛に効くとされる漢方薬「一条根」など、金門にはさまざまな特産品がありますよ。

 後編では金門の観光地を中心にお伝えします。

【金門島】
交通:台北の松山空港より飛行機で約1時間
金門県政府公式HP: http://www.kinmen.gov.tw/