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2008年3月7日

幸せ乗車券を求めて 台南 保安駅


保安駅から永康駅間の乗車券保安駅保安駅内

 北海道には、縁起がいいと注目を集めた「愛国駅」や「幸福駅」がありましたが、縁起のいい駅は台湾にもあるんですよ。今はあまり見かけなくなった硬券に書かれた「永保安康」の文字。これは“永遠の安全と健康を”という意味で、台南の保安駅から永康駅間の乗車券。ラッキーアイテムとして人気です。

 台湾南部の古都、台南県には、安平古堡台南赤カン楼など有名観光地が多数ありますが、台湾鉄道の保安駅も、それに続く全国的に名を知られたスポットです。
 阿里山のヒノキに日本家屋風の黒瓦で作られた駅舎は、1924年に建設。台湾で最も古い駅である保安駅は、県の3級古跡に指定されおり、台湾の鉄道の歴史を物語る重要な建築物となっています。1993年には台湾鉄道によって修復がされており、今でも現役の駅として活躍しています。
保安駅乗車券販売窓口 待合室は、白に塗られた木製のベンチやクリーム色の天井が温かく懐かしい雰囲気。乗車券は発券窓口で直接購入しますが、普段券売機を利用している私たちにとっては、アナログ感十分で嬉しくなります。傍らには「永保安康」の文字入り記念スタンプも数種類用意されていますので、記念にどうでしょう。

 保安駅がその名を知られるようになったのは、2000年に放送された自動車メーカーのCMに登場したことがきっかけ。列車に乗り遅れそうになった2人の少女が車に乗った人に助けられ、なんとか発車時間に間に合ったお礼に、「永保安康」の乗車券を渡すという内容だそう。そのCMの影響で、この年には3つ先の永康駅までの乗車券(15元)が飛ぶように売れ、大ブームを起したそうです。

元保安駅駅長室 駅付近には朽ち果てた感漂う木造家屋があるのですが、何かと思えばかつての駅長室でした。駅の歴史資料などを展示していたこともあるそうですが、現在改めて展示スペースにする計画しているところなのだとか。

 台湾でも販売している縁起のいい乗車券。機会がありましたら、この台南のラッキーアイテムをお持ち帰りください。

【保安駅】
住所:台南県仁コ郷保安村文賢路1段529巷10号
電話番号:06-2665988
交通:台湾鉄道保安駅下車