


この時期の台湾はランタン祭が盛んです。街を包む暖かく柔らかいオレンジの光はどこかやさしい気持ちにさせてくれます。ランタン祭といえば台北市内中心部や平渓が有名なのですが台北市の隣にある板橋市、旅々台北でもご紹介している「林家花園」でも行われています。
「林家花園」は台湾で巨万の富を築いた林一族が建てたお屋敷。広大な庭に伝統的な中国建築の建物が建ち並び、都会の喧噪を忘れさせてくれる場所です。通常は17時で閉園なのですがランタン祭が開催されている時期のみ特別に夜間解放されています。
門をくぐり長い石畳の通路を抜けるとライトアップされたお堂が目にとまります。ランタンと同じ柔らかい光で照らし出されており昼間の印象とは違う感じ。そして、右手から続く細長い回廊には丸いランタンが列になって吊されています。少し風が吹きランタンが揺れます。ほのかな明かりに照らされながら足を進めると屋敷の中にたどり着きます。そこには、魚やねずみ、象やパイナップル(台湾では縁起の良い果物)の形をしたランタンが飾られています。
丸いランタンには願い事とクレヨンで絵が描かれています。干支のねずみを初めとしたかわいい絵たち。「林家花園」のランタンは近くの子供達が作っているようです。そういえば暗くなった庭園内を見渡せば確かに親子連れが多く、ちょっと興奮気味に庭園を走り回っている子供達がたくさんいます。迷路のように入り組み幻想的にライトアップされた庭園内はちょっとした探検気分を味わわせてくれるのでしょう。ベビーカーを押してゆっくりとランタンを見ている夫婦も居ます。観光客向けというのではなく近所の家族が夕食の後に散歩に来ているよう。寒さも緩んでくるこの時期、地域に密着したランタン祭りを静かに堪能してみるのはいかがでしょうか。
【板橋 林家花園(林本源園邸)】
住所:台北縣板橋市西門街9號
電話:(02)2965-3061
2008年夜間開放:2月20日〜2月24日及び3月1日、2日の7日間。
21:00閉園(チケット販売は20:00まで)
HP:http://www.nocsh.tpc.edu.tw/LINFAMILY/
交通:三重客運9路、307、310番のバスに乗り「北門街」バス停にて下車。そこから徒歩約5分。