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台北日和

2007年10月26日

必須!青信号の渡り方

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

台北市内の横断歩道の様子

 信号のある交差点を渡る時、青信号に従って横断歩道を歩くのは、ある意味世界共通の交通ルールですが、それでも地域ごとに微妙に状況が違っているのも事実です。では台湾はどうかというと・・・。

 長年台湾に住まわれている方によると、年々交通マナーもよくなってきており、10年20年前に比べると、今は非常に安全になってきた、とのことですが、それでも時折、日本の状況からすると信じられない場面に出くわすことがあります。

 青信号で横断歩道を普通にまっすぐ歩いていると、突然正面から車やバイクが走って来て危うく正面衝突しそうになった時などは、本当にびっくり仰天でした。もしもの場合に備え、あらゆるシーンに対応出来るよう心構えをしているつもりでも、まさか車が横断歩道を渡ってくるなんて想定外もいいところです。

 なぜ車やバイクが横断歩道を走ってくるのかについては、図でご説明しましょう。車で左折する際(台湾では車は右側通行)は、交差点の中央まで進み、対向車が途切れるのを待ってからというのが本来の形ですが、対向車がやってくるより先に左折を完了してしまおうと、交差点入口でいきなり左に進むことによって、結果的に横断歩道を走ってしまうのです。

左折する車の図解
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 また、バイクの左折は二段階左折になっている交差点が多く、横断歩道より前に停車位置があるのですが、そこへバイクを止める際、大回りするため横断歩道を走行する、というパターンが多く見られます。大回りする必要がなくても、すでに停車位置の枠内がバイクでいっぱいのため、その後ろへ並ぶために仕方なく横断歩道を走行という場合もあります。

左折するバイクの図解
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 これらは交通ルール違反というより、マナー違反的な側面が非常に大きいと思われますが、夜間になると明らかにルール違反が増えてきます。赤信号でも、クラクションを鳴らしながら通過してしまう車は少なくありません。特に深夜のタクシーはその傾向が高いように思われます。とはいえ、さすがに青信号で渡っている人を無視してまで突っ込んで来る車はないようですが、夜間ですと歩行者の姿がドライバーの視界に入っていない可能性もありますから、用心に用心を重ねておいて損はないでしょう。

歩道に直接繋がっていない横断歩道 あと、気を付けるという話ではありませんが、たまに横断歩道を渡り終えるとそこには、歩道ではなく壁がそそり立っている場合があります。歩道がないのではなく、歩道に地下道入口があったり、送電設備などが設置されてあったりして、そのまま歩道に上がれないのです。ここまで来ると、ルールやマナー以前に交通行政の問題ですが、仕方ありませんから歩道へ上がれるところまで、車に気を付けながら少しだけ車道を歩いてください。

 台湾の交通マナーは他のアジア諸国に比べると格段にいい方だと思われますが、やはり日本の感覚のままだと危険な場面に出くわすこともあるでしょう。もちろん、青信号の横断歩道を歩いていて事故にあえば相手方が悪いのは当然ですが、ケガをしてせっかくの旅行が台無しになってしまっては、いい悪いの問題ではなくなりますから、青信号だから安全だ、ではなく、やはり自分の身の安全は自分で確保する、という姿勢も大切ですね。

 ほんのちょっと気配りで多くの事故は防げます。交通安全で楽しい台湾旅行を!

横断歩道を渡る人々
道幅の広い交差点の様子
台北市内の歩行者用信号
 

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