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台北日和

2007年10月9日

台北MRT・地下と地上の境目に

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 「地下鉄の電車って、どうやって地下に入れたんでしょうね?」という昭和の香り漂うお話に、今さら食いついてくれる方はそうそういないと思いますが、台北MRTで唯一、地下と地上を行き来しているポイントをチェックしてきました。

 台北MRTにはいくつもの線がありますが、その中で地下と地上と両方を楽しめる?のは淡水線のみ。そしてその唯一の境目は、民権西路駅と圓山駅の間にあります。

 台北市内から淡水線に乗り、士林夜市北投温泉淡水へ行こうとしていると、民権西路駅を過ぎて数分、気が付くといつの間にか車輌は暗闇の世界から抜け出し、窓の外には街並みが流れています。トンネルから出る時のように、今抜け出た!というはっきりとした感覚がないまま地上へ出てしまうので、「あれ?いつの間に?」という疑問を感じられる方も少なくないようです。

 しかしこの疑問、現地まで行ってみると意外と簡単に解けてしまいます。線路が地下から地上へ現れた後も、レールが地上高2メートルあまり(目測)に達するまでの間は、人口トンネル?の中を走行しているためなのです。このトンネルの側壁の一部が透明なアクリル板となっており、内部へ明かりも入れば、外の景色も見ることが出来るため、乗客は地下と地上との中間的な感覚を受けることとなり、いつ抜けたのか抜けてないのか、はっきりわからない・・・ということになるようなのです。

 ちなみにこのトンネル、抜けた後もしばらくの間、左側壁にのみ防音壁が取り付けられている(線路左側は住宅で右側は工場)ことから、周辺への防音のために設置されていると思われます。

 また、せっかくなので、この出入り口を正面から見てみたいと考え、数百メートル北にある圓山駅のホームまで行ってみたのですが・・・勾配の関係からか、地上トンネルを支える青いトラス構造のパイプと、入口上部がほんの少し見えただけでした・・・。もしかすると、東側にあるサッカー場のスタンド最上段からだと、はっきり見えるかもしれませんが、そこまでする必要があるかどうかは・・・みなさんの価値観次第、ということで。

※お知らせ※
 これまで、「夜の地下道探検隊」や「誰もが迷う?不思議の地下道」、「番外編:視点を変える・歩道橋のススメ」などをお送りしてきた台北地下道探検隊ですが、今回のテーマを機にその活動範囲を広げ、地下道だけでなく地下街や地下鉄など、台北の地下に関するもの全てを調査対象とし、今後も独自の視点から素朴な疑問やマニアックな謎に迫っていきたいと思います。ちなみに、名称も台北地下探検隊と改称しました。


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