旅々台北.com
台北日和

2007年10月3日

シンガポール式朝ごはん 亞坤珈琲店

 朝ごはん専門店があるように、台湾の人たちは朝食をとても大事にします。それは同じ中華圏でもあるシンガポールでも共通しているそうで、人気店もいくつかあるのだとか。そのうちのひとつ、亞坤珈琲店のカヤトーストが台湾でもいただけちゃいますよ。

 亞坤珈琲店(Ya Kun Kaya Toast)は、創業60年を超えるコーヒーショップの老舗です。中国海南島出身のロイ・アクーン氏がシンガポールの屋台村の一角に開いた小さなお店からはじまり、現在ではシンガポールをはじめ、インドネシア、台湾、韓国、日本に40店舗以上を展開するまでに成長しました。人気の秘密は、なんといっても秘伝のカヤジャム(珈椰醤)にあります。カヤジャムとはココナッツと卵をベースにしたこってりとしたペーストで、ちょっと酸味のある濃厚な甘さはまさに南国の味。カリッカリに焼いた薄いトーストに、このジャムと厚切りバターを挟んだのが亞坤の名物であるカヤトースト(珈椰土司/40元)で、サックリと崩れる香ばしいトーストと、限りなく甘いジャムにくるまれたバターの組み合わせは、ダイエットなんてふっとんでしまう禁断の味わい。カロリーが高いものって、どうしておいしんでしょうね・・。

 セット(80元)を頼むとカヤトーストに、コーヒーまたは紅茶と半熟卵がついてきますが、ここはぜひ名物の炭火コーヒー(35元)を頼みたいところ。コーヒーはこれまた練乳たっぷりで、甘いトーストとの組み合わせは若干つらいものがありますが、郷に入りては郷に従え、これぞ本場のシンガポールスタイルと、とことんまで甘さを楽しんじゃいましょう(台湾ですけどね)。ちなみにトーストもコーヒーも、スパイスが入っているのでしょうか、どことなくエキゾチックな味わいで、どうやらこれはマレーシアの影響だそう。同じ中華圏といえども、多民族国家であるシンガポールの料理は、台湾とはまた違う方向に進化しているようですね。

 亞坤珈琲店は台北市内には今回ご紹介した南京西路店、新光三越信義A11館店ほか4店舗、中和市、台南市に各1店舗があります。独立店舗の場合は夕方5時ぐらいに閉店してしまうそうですので、ご訪問予定の方は営業時間を事前に確認してくださいね。

【亞坤珈琲店(Ya Kun Kaya Toast)南京西路店】
住所:台北市長安西路19巷30號
電話:(02)2523-2179
営業時間:8:00-19:00(土曜日は17時まで)
HP:http://www.yakun.com.tw/


[バックナンバー]