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台北日和

2007年7月23日

陶芸の里 南投 水里蛇窯陶藝文化園区

 台湾中部の南投という地方にある水里蛇窯陶藝文化園区は、一般にも公開もされている窯元。園内には台湾最古の窯や、ギネス記録のトップを行くのっぽ壺など、見どころ満載です。

 水里蛇窯陶藝文化園区が位置する南投は、レイクリゾートの日月潭からも車で15分程度の距離で、のどかな風景が広がるところです。たくさんの緑に囲まれ、窯元ならではの陶器を利用したオブジェなどが並ぶ園内は、展示場、ショップ、カフェ、陶芸作り体験エリアなどの施設が充実しています。
 現在、80年ほど続くこちらを運営しているのは3代目の林國隆さん。一時期、水里蛇窯陶藝文化園区は深刻な経営不振に陥っていたのですが、祖父の代から続く窯元を継承していきたい、と1993年に外部に公開することを決めたそうです。より多くの人達に陶器文化を楽しんでもらうため、園内の建物を自らデザインし、少しずつ木を植え、温かみのある空間を作り出しています。

 さて、こちらでメインとなるのは、「蛇窯」と呼ばれる全長約30センチもする長い窯。中国から伝えられた窯だそうで、台湾で現存する最古の蛇窯です。今でも3、4ヶ月に一度は使用されているのですが、普段は窯の中に入って見学することもできます。
 その昔、この地域に美容院もなかった時代は、焼きが終わり、窯の温度が100℃程度まで下がると、近隣の女性住民たちが髪に竹を巻きつけ、湿らせた布を頭に巻き、窯の中を数往復。こうして髪をカールさせて、おしゃれを楽しんでいたそうです。蛇窯パーマ、とでもいうべきでしょうか。窯はこんな風にも使えるのね、と感心してしまうエピソードでした。

 園内を歩くと目に付くのが、口が2つもある背の高い壺「千禧雙口瓶」。現在高さ世界一の陶器としてギネス記録を保持しています。6.68mもあり約半年かけて完成したそうで、2000年の6月に作成されたことを記念して、壺には2000名のサインが刻まれています。

 その他、工房の職人さんが陶器を作っている様子が見学できたり、ショップで外では販売されていない陶器が購入できたりと、水里蛇窯陶藝文化園区にはお楽しみがたっぷり。緑が繁る陶器の里で、ゆっくりと静かな時を過ごのも、悪くありませんよ。

【水里蛇窯陶藝文化園区】
住所:南投縣水里郷頂郷村(巷)41號
電話番号:(049)2770967
営業時間:8:00〜17:30
定休日:無休
入園料:(個人)大人150元 子供120元
(団体)大人120元 子供100元
※子供料金対象者:身長110cm以上のお子様、学生、軍人、70歳以上の方、身体障害者団体
※無料対象者:身長110cm以下のお子様、身体障害者(本人に限る)、水里住人(要身分証明書)
交通:集集線集集駅から車で約20分


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