旅々台北.com
台北日和

2007年7月11日

オブジェが並ぶ 板橋 石雕公園

 MRTの駅や道路の中央分離帯など、いたるところで存在感十分なオブジェが見られる台北ですが、ここ石雕公園も印象深い石彫刻が見られます。

 石彫公園は、先日ご紹介した農業公園のすぐお隣りにあります。公園のすぐそばにまた公園というのも不思議なものですが、おじちゃんやおばちゃんがベンチでマッタリしている農業公園に比べ、石彫公園はスタイリッシュな雰囲気。持参のラジカセから流れる軽快な音楽に合わせてエアロビに励むおば様や、静かに読書をする人など、こんな近い距離にあるのに、対照的な雰囲気に少々戸惑います。

 ここの目玉はなんと言っても巨大な観音菩薩像。高さ5mはありそうな真っ白な観音様で、足元には草花と共に黄金の龍がうねっています。誰か著名なアーティストの作品なのか、標識もなく確認できなかったのですが、公園に観音像と、まさに癒しのエリアに平和の象徴といったところでしょうか。

 入り口から入って左にしばらく歩くと、「奇幻石世界」という大きなオブジェがあります。ロッククライミングにちょうどいいような石を使用しているせいか、「登るな危険」という表示が至るところに見られます。
 奇幻石世界は外から眺めると、ギリシャ神話などに登場するラビリンスのようなのですが、中は別に迷宮になっているわけでもなく、中央のスペースでは5,6人の台湾の方が集まってお食事中、と憩いスペースとして利用されているようです。取材カメラマンが撮影をしていると、なんとこちらでお食事中の方々の中から、「かっこいいカメラだな。オレ撮ってくれよ!」と声が。聞こえないふりをしてなんとかやり過ごそうとするカメラマンでしたが、何度も「撮ってよ」とせがまれ、渋々数枚撮影するという1コマもありました。

 石雕公園には石彫刻だけでなく、中国風休憩所や滑り台など子供が遊べるスペースもあります。公園からは高層ビルも見え、MRTや新幹線の開通でにぎやかになっていく板橋エリアが感じられます。有名な観光地でもなく、石雕公園といえば南投、花蓮、陽明山が挙げられることが多いのですが、爽やかな緑の中に凛と立つ、板橋石雕公園の観音菩薩像も足を運んで見る価値があるのではと思うのです。

【石彫公園】
住所:台北県板橋市呉鳳路50巷
交通:MRT江子翠駅から徒歩約5分


[バックナンバー]