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台北日和

2007年6月29日

コンセプトパーク 板橋 農村公園

 台湾の公園には、何かしらテーマらしきものが感じられることが多いのですが、今回ご紹介する農村公園は、そのストレートなネーミングの通り、農村がコンセプト。なかなか味のあるところです。

 これまでも台北電影主題公園原住民文化主題公園民権公園など、具体的なテーマを掲げている公園を紹介してきましたが、農村公園も同様テーマ色濃いスポットです。場所は最近MRT台湾新幹線の駅ができ、台北市内からのアクセスが便利になった板橋。駅周辺はにぎやかですが、少し離れると、郊外独特の穏やかさが感じられるエリアです。

 レンガ色の壁で囲まれたレトロチックな農村公園は、1989年に造られました。8447uの敷地内には、約3千万元を投資して再現された1945〜1950年頃の農村の風情が漂い、農業には欠かせない牛の彫像が至る所に見られます。台湾には牛肉を食べない、という人がいるのですが、農作業を手伝ってくれる力強い味方である牛を食べることはできません、という考えから生まれた習慣で、若い人でも牛肉の味を知らない人が割りと多いよう。牛を大切にする精神が、今でも受け継がれています。

 ゴミ箱は、上にニワトリオブジェがとまっている様に見えるユニークなデザインだったり、土地の神様を祀っている小さな廟(福徳宮)があったりと、他の公園にはない個性がいっぱいの農村公園ですが、奥のほうには三合院と呼ばれる中国式建築の建物があります。中には脱穀機や農作業の際、牛に装着する器具など、農具が展示されていたり、当時の寝室が再現されていたりと、興味深い内容となっています。農村をコンセプトに掲げるだけあり、三合院の傍らには、念入りに家畜小屋もついていました。

 この日は1週間ほど続いた雨がようやく止み、曇り空に、時折太陽が顔をのぞかせていました。久々の陽光に誘われたのか、公園にはベンチでぼんやりと外の空気を楽しむ年配の方が多く見られ、龍山寺付近の孟甲公園を彷彿とさせる雰囲気でした。

 台北市からも気軽に行けるようになりましたし、足を運んでみてはいかがでしょう。

【農村公園】
住所:台北県板橋市文化路と雙十路の交差点
三合院開放時間:9:00〜12:00 14:00〜17:00(定休日:水・日)
交通:MRT江子翠駅から徒歩約5分


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