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眼下に広がる台北市。あの台北101も小さく見えてしまうほどの高さにあるのは、碧山巌開●聖王廟。聖王を祀る廟としては台湾最大です。
碧山巌開●聖王廟があるのは、内湖の忠勇山という山の中腹辺り。周りには畑や果物園が広がり平和でのどかな雰囲気です。大門をくぐり、階段を上がりきると、金色に輝く聖王の像があり、その奥に本堂があります。本堂は地下6階まである縦長の建物で、1階の参拝所のほか、レストランや参拝者が寛げるロビー、信者のための宿泊施設などもそろっています。景観台からは台北市内を一望することができ、望遠鏡も設置されていました。かなり古いタイプのものでしたが、まだまだ現役。1回10元で使えます。
こちらのご本尊は、基隆の尊済宮と同じく聖王(開聖王陳元光)。陳元光とは、唐時代に福建省の開拓に力を注いだ人物で、今は守護神となっています。その昔、中国からの移民の多くは福建省人だった台湾では、聖王を奉る廟が少なくないそうです。
碧山巌開●聖王廟の始まりには伝説があります。1751年当時、忠勇山一帯には悪事を働く賊がのさばり、人々の生活を脅かしていました。ある日、賊が山に集まり、悪事の相談をしていると、突然山頂が光り、巨大な石が現れたそうです。石は瞬く間に3つに割れ、そのうちの1つは聖王に、残り2つは聖王の腹心である李将軍と馬将軍に姿を変えました。賊たちは恐れをなして逃げ出し、その後、この地域に悪党がいつくことはなくなった、という話です。その石は現在、本堂裏の旧本堂に「神石」として奉られています。
景観台からの景色を見るだけでも、碧山巌開●聖王廟へ足を運ぶ価値があるのですが、廟までの交通は少々不便。バスは30〜60分に1本ですので、帰りのバスの時間も確認しておいた方がいいかもしれません。また、取材時にはタクシーで行ったのですが、内湖の道は複雑なようで、タクシーの運転手さんも道に迷っていました。詳細な地図を忘れずにお持ちくださいね。
●=さんずいに章
【碧山巌開●聖王廟】
住所:台北市碧山路24号
開放時間:6:00〜21:30
交通:MRT圓山駅から車で約15分
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