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台北日和

2007年4月16日

貼り付ける餅 黒胡の胡椒餅
 歩きながら気軽に食べることができ、しかも低価格なのが魅力の胡椒餅。台湾では小腹がすいた時などにいただく定番の食べ物です。しかし窯で焼いて仕上げるため、作る側は少々大変なようです。

 40年ほど前に開店した黒胡は、内湖路をはさんで伍角船板の斜め向かい、來來豆漿から歩いてすぐのところにあります。今は2代目が切り盛りしていて、屋台がそのままお店正面に入っているシンプルな造り。
  以前行列ができるお店として福州元祖胡椒餅を紹介しましたが、黒胡も負けていません。1年ほど前までは、内湖の花市場入り口付近に屋台形式で営業していたのですが、屋台前には毎日長蛇の列。これでは市場の花屋さんに迷惑だからと、500メートルほど離れた今の場所に移ってきたそうです。

  胡椒餅は確かに台湾でよく見かける食べ物なのですが、鶯歌ドライブスルー胡椒餅のように餡のコショウが強烈で一口食べてびっくりすることも珍しくありません。が、こちら黒胡の餡はほどよいスパイシーさで、皮とのハーモニーを楽しむことができます。この方が食感がいいと挽き肉ではなくこま切れのブタもも肉を使用しており、甘味も少々加えて味を引き締めています。
 この餡をざく切りにしたネギと一緒に皮に包んでからいよいよ焼きに入るのですが、この工程が実に職人根性の見せ所。胡椒餅を1つずつ素手でつかみ、炭火が中央に入った高温の窯の中に素早く貼りつけていきます。店長は笑顔でさらっとこなしていますが、これはかなりの修行が必要なはず。高温で赤くなった手が窯内の熱さを物語っています。こんな風に食べ物ができあがっていく過程を見られるのも屋台の面白いところです。それにしてもこの作業を毎日何度も繰り返しているとは・・・。1個25元の胡椒餅にかける職人のプライドがヒシヒシと感じられます。
 こうして焼き上がった胡椒餅、外側はパリパリした厚めの皮で炭火焼の香ばしさ。割ってみるともっちりした皮に、しょうゆベースの餡から出る肉汁がいい感じに染みこんでいます。

 黒胡では胡椒餅の他、黒肉丸(25元)も売っています。挽いて粉状にしたもち米で皮を作り、その中にタケノコや豚肉などがはいった餡をつめ、蒸してからタレをかけていただきます。既製のもち粉は使わず、自分たちでもち米を磨っているそうで、黒肉丸も胡椒餅に負けず劣らず人気です。

 お店が一番混むのは16〜17時の間。学校帰りの学生や小腹が空いた会社員で平日でも行列ができてしまいます。売り切れるとその日の営業は終わってしまうのでお早めに。

【黒肉丸】
住所:台北市内湖路1段95号
電話番号:(02)8757-1068
営業時間:15:00〜19:00(売切れ次第終了)
定休日:なし
アクセス:MRT圓山駅から車で約15分

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