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台北日和

2007年3月13日

レイクリゾート 日月潭

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 台湾を代表する景勝地の日月潭。山を背にたたずむこの湖、朝日をうけて燦然と輝く湖面や霧に包まれ水墨画を思わせる幻想的な姿など様々な表情で訪れた人を楽しませてくれます。

 台湾中部に位置する日月潭は台湾最大の湖。以前もご紹介しましたが、湖に浮かぶ拉魯島を境に北は太陽のように丸い形、南は三日月弧を描いていることから日月潭と呼ばれています。最も美しいのは朝の光を浴びた姿だそうで、この瞬間をカメラにおさめるためにわざわざ日月潭へ足を運ぶ人も少なくないそうです。

 拉魯島はこの地域で生活する原住民、サオ族の神聖な地でもあり、島には神霊を司る大神がいるとされています。1999年9月21日の台湾大地震の際、震源地に非常に近いにもかかわらず拉魯島は完全に沈没することはありませんでした。頂上をわずかに水上に留めたのは大神の力によるものともいわれているそうです。

 ここ一帯は廟堂や寺院が非常に多いのですが、中でも有名なのが文武廟と玄奨寺。湖北の麓にそびえる文武廟では、入り口の両脇で真っ赤な獅子がお出迎えしてくれます。高さ8メートルもありかなりの迫力ですがなかなか愛嬌のある表情。ここは孔子や関羽が祀られていることで有名で、中国北朝様式の廟は鮮やかな黄色の屋根がとても印象的でした。

 玄奨寺は西遊記で知られる三蔵法師の遺骨が祀られているお寺。山門には大きな象といかつい孫悟空の像がどんと構えています。こちらは拉魯島に一番近い景観点でお天気のいい日は境内から日月潭を一望することができます。

 玄奨寺から上を見上げるとなにやら塔らしきものが見えます。蒋介石が母親への感謝の気持ちを込めて立てたという慈恩塔です。高さ46mで9階まであり、内部の螺旋階段で上まで行くことができます。階段は至ってシンプルな造りなので上へ行けば行くほど緊張感が高まるのですが、てっぺんまでたどり着くと美しい日月潭が見られるというご褒美つきです。

 そして旅行に欠かせないのはその土地ならではの食べ物。日月潭の名産として挙げられるのは総統魚という淡水魚だそうです。今回は残念ながら食べるチャンスがなく紹介できないのですが、別のオススメを1つ。「香茹茶葉蛋」(1個7元)です。台北でもコンビニでは必ず置いてある茶葉蛋(台湾風煮込み卵)ですが、香茹茶葉蛋はこのエリアで栽培されたアッサムティとシイタケも加えて煮込まれています。茶碗蒸しを思い起こさせる味でなかなか美味。漢方の香りは強くないので苦手な方もチャレンジしてみてください。

 日月潭はその昔、新婚旅行のメッカとして多くのカップルが訪れた場所。コバルトブルーの湖はなかなかロマンチックな気分にもさせてくれます。台湾を代表する観光地日月潭。一度訪れてみてはいかがでしょう。

【日月潭】
住所:南投県魚池郷日月村
交通:台北車站バスターミナルから国光客運バスで約4時間
交通部観光局・日月潭國家風景區管理處:http://www.sunmoonlake.gov.tw/index/8.htm

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