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台北日和

2007年3月2日

台北〜上海 春節直行便搭乗レポート
 いろんな事情がありまして、第三国(エリア)を経由せねば行き来できないのが台湾と中国。しかし春節(旧正月)ばかりは特別に、台北〜上海間をはじめとする直行便が飛ぶのです。今回はその搭乗レポートをお届け。

 「2007年台湾単身赴任者のお正月(中国編)」でもお伝えしましたように、台湾と中国の経済交流は活発化する一方。仕事をはじめ観光などで往来する人の数は年間数百万人に上るそうですが、さまざまな事情から直行便は就航しておらず、香港やマカオ、沖縄などの第三国(エリア)を経由する必要があり、忙しいビジネスマンにとってはかなりの時間のロスとなります。そのため2005年からは旧正月期間に限り、直行チャーター便が飛ぶようになり、春節を故郷で迎えようとする人たちに歓迎されています。今年は2月13日〜26日の期間、台北、高雄と北京、上海、広州、厦門間を約100便が運行しました。

 この直行便はあくまでも台湾、中国で働く人々の帰省用のため、原則的には外国人は利用できず、発券後のフライト変更も不可となにかと不自由。記者(日本国籍)は中国で勤務する配偶者(台湾籍)を訪問、という名目で航空券を入手したのですが、結婚を証明する書類と配偶者の中国での雇用証明書を準備するよう旅行会社より指示があり、上海空港のイミグレでは「君、日本人でしょ。なんで台湾からの直行便に乗ってきたわけ?」と、係員がパスポートを持って席を外してしまう場面が。すぐに確認がとれて入国できましたが、こ、このまま台湾へ強制帰国??と一瞬、ひやっとしたのでした。

 今回利用したエバー航空上海行きの機内ではおめでたい文句が書かれた赤い紙が貼られ、普段のシックなムードから一変。座席のヘッドレストカバーや、液晶モニターにも「吉祥如意」「恭賀新喜」の文字が踊ります。機内食は台湾と中国の味覚の融合をテーマにしたそうで、ポークを頼むとボリュームたっぷりのスペアリブに、真っ赤な年賀カードが添えられて出てきました。年賀のプレゼントとして「ハローキティジェット」にちなんだサンリオキャラクターの特製紅包袋(ポチ袋)とキャンディーも配られ、いいお土産になりましたよ。

 なお直行便といえども、台北〜上海の直線コースを取るわけではなく、一度、香港付近へ南下してからUターンをし、改めて上海へ北上するというルートを採用しています。そのためフライト時間は約2時間40分と意外と長いのですが、一般的な香港経由便が乗継時間をいれると5時間近くかかることを考えると、遠回りをするにせよ直行便はやはり早いし体力的にもラク。4月からの中国人の台湾旅行自由化に伴い、直行便が定期便として就航するという噂もあり、外国人も利用可能だとか。台湾、中国の旅行がぐっと便利になるこのフライト、ぜひ実現して欲しいところです。

 ところで余談ですが、桃園空港でナポレオンフィッシュのような、胴体がぶっとい飛行機を目撃。これはボーイング社とエバー航空が開発した「ボーイング・ドリームリフター」という特別輸送機で、世界に2台しかないというというレアな機体だそう。飛行好きにはまたとないお年玉となったのでした。

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