旅々台北.com
台北日和

2006年12月21日

営業時間は毎日4時間 お母さんの巨大ニラ餃子
 台湾ってグルメの国だな〜と改めて実感するのは、きわめて普通の街角で、やたらおいしい料理に出会えた時。今回ご紹介する巨大ニラ餃子店も、そんなお店の一つです。

 そのお店を発見したのは、MRT経営のスポーツセンター「北投會館」取材の帰り道。最寄駅はMRT忠義駅という、駅散歩シリーズの奇岩駅をまさるマイナーっぷり。しかし、そんなローカルな場所でも行列ができるお店があるのが台湾の魅力で、中央北路に面した飾り気のない店の前で、大勢の人がじーっと待っているのを発見。看板には小籠包、猪肉餡餅といったおなじみの横に、「韭菜盒子」という見慣れないメニューがあり、どうやらさっきから鉄板の上で、じゅーじゅー焼かれている巨大餃子がその「韭菜盒子」のようです。

 これはおもしろそうだと、さっそく注文。店頭ではやさしそうなお母さんが、注文を受けてから皮を練り、餡を包み、焼き、そして商品の受け渡しと、すべてを1人で担当しています。仕事の邪魔にならないよう遠慮しつつ尋ねてみると、このご近所にお住まいで、家事に影響が無いよう営業時間は15時〜19時のわずか4時間。作るのも売るのも一人だからお客さんを待たせちゃうけど、みんな常連さんだからその辺りは大丈夫なのよ〜と、恥ずかしそうに教えてくれました。

 看板メニューの巨大ニラ餃子こと「韭菜盒子」は中国東北地方の名物だそうで、パリッと焼きあがった皮の中には細かくきざんだニラと、卵焼きがぎっしり。緑と黄色のコントラストがなかなかビューティフルです。日本では薬味扱いのニラですが、「韭菜盒子」ではニラが主役。口いっぱいのニラを噛みしめていると、医食同源という言葉が頭に浮かびます。思ったほどにニラの臭みもなく、長さ10cm、厚み2cmほどのジャンボサイズもするすると完食。ニラはスタミナ食材で、血液をサラサラにする効果も高いそうで、台湾の人たちは、体に良い食材をさりげなく取り入れるのが上手だなぁと、改めて実感してしまいました。余談ですが「韭菜盒子」の形は、台湾にそっくりなんです。

 「韭菜盒子」は1個でお腹ぱんぱんになるボリュームにもかかわらず、20元(約70円)という値段も素敵。近所の学生やサラリーマンが、オヤツにとよく買っていくそうですよ。 ちなみにお店の近くには行天宮の北投分宮(巨大です!)が、また隣駅の關渡には關渡宮もありますので、参拝の帰りにちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょう?ガイドブックには決して載らない、ローカルな美味を味わえますよ。

【営業時間は毎日4時間 お母さんの巨大ニラ餃子】
店名:なし(135と書かれた看板が目印)
住所:台北市中央北路四段20號
営業時間:15時〜19時
定休日:不定期 交通:MRT忠義駅より徒歩5分

[バックナンバー]