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台北日和

2006年12月6日

“もったいない”が息づく倉庫カフェ 2號倉庫珈琲館
 台湾のカフェ、アートシーンにとって、重要な意味合いを持っているのが“倉庫”。不要になった倉庫をカフェやアトリエに転用することによって、若い才能を応援しようという動きがあり、その波は地方の小さな町にまで及んでいるようです。

 有名なところでは総統府台北賓館、身近なところでは台北郵便局など、台湾では日本統治時代に建てられた数多くの建物が現役として使われています。「そんなもの壊してしまえ」という声もあったそうなのですが、「まだ使えるのにもったいない」という声のほうが圧倒的に強く、補修を重ねつつ、気がつけばできてから80年、100年級の建物がゴロゴロ残っているという、ありがたーい結果になったよう。

 最近では歴史的遺産として積極的に保存しようとする傾向も強くなったのですが、ここで問題となるのがお金の問題。政府施設レベルとなれば補修費も維持費も出るでしょうが、個人や小さな自治体の持ち物となると話はそう簡単ではありません。そこで簡単な補修を行った後はカフェやギャラリーとして貸出し、その収入を維持費に当てようという方式が広まっています。代表的なものとしては台北の華山創意文化園区台北国際藝術村、高雄の駁二藝術特區といった大規模なものがあげられますが、地方へ目をやると、草の根方式でこつこつと経営している倉庫もあるのです。

 行ったのが平日ということもありますが、お店の多くが閉まってしまう時間がなんとなく早い気がしました。やはり学生であるお客さん達が居なくなる時間が、ちょっと早いからでしょうか。

 今回ご紹介する三芝の2號倉庫珈琲館もそのひとつ。1930年代に建てられた米倉が自治体と有志によって改装されたもので、三芝在住アーチストの作品を眺めながら、ゆっくりとコーヒーブレイクを楽しめる快適な空間になっています。入り口には魚のモチーフが飾られていますが、これは海と山の幸に恵まれた三芝の特徴を現しているのだとか。店内では山芋のチーズケーキ(80元)や、キンモクセイの花のお茶(120元)など、三芝の名産を作ったメニューがいただけ、アーチストの作品も購入できます。また隣接した物産館では、手作りジャムやハチミツ、フルーツビネガーなども購入できますよ。

【2號倉庫珈琲館】
住所:台北県三芝郷中山路1段4號(三芝農会隣)
電話:(02)2636-1052
営業時間:11:00〜22:00(週末は10:00開店)

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