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台北日和

2006年11月16日

關渡遊歩道
 「92水鳥 Simply Tapas」を眺めの良いカフェとしてご紹介しましたが、肝心の景色がないじゃないの・・と思った方、お待たせしました。台湾が誇る紅樹林と共にご披露いたしましょう。

 レストランの窓の外に広がるのは、台湾を代表する野鳥公園「關渡自然公園」と、野鳥保護区です。緑のじゅうたんのような草原に思わず寝転びたくなりますが、ここは完璧なまでの湿地帯なので要注意。へたに足を踏み入れると、水の中に沈んでしまいます。公園と保護区を横切るように遊歩道がありますので、南国の自然を身近に感じたい方はこちらを散策するのがお勧め。遊歩道の海側には、MRTの駅名ともなっている「紅樹林(マングローブ林)」が広がっています。

 ちなみに「紅樹林(マングローブ)」とは特定の植物の名前ではなく、熱帯地域の河口など淡水と海水が交じり合うところに生息する植物の総称だそうですよ。この地に育つ植物は胎生のものが多く、ヒルギ科の灌木の枝先に人の指先のような実がついているのを発見。これは水筆仔と呼ばれるこの木の赤ちゃんで、一定サイズに成長するまで親が栄養を補給。その後、泥の中に落としてひとり立ちさせます。こんな変わった方法で仲間を増やしている植物があるなんて、不思議ですよね。紅樹林はカニやエビ、魚や貝、それらを捕食する野鳥の宝庫でもあり、その存在は自然の豊かさの証明であるそうです。大都会台北から電車で30分ほどの近場にこんな林があるなんて、ちょっとうらやましくありませんか?

 この遊歩道は關渡宮前からはじまり、1kmほど先からは自転車専用道になっています。そのままずっと走っていくと、市内中心の基隆河岸へ出るそうですよ。乗馬クラブの練習コースになっているらしく、運がよければ犬に先導された馬たちに出会えることも。

 隠れ家的レストランでお食事前の散策に、お勧めの遊歩道です。

【關渡遊歩道】
住所:台北市關渡 關渡防波堤エリア

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