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台北日和 2006年9月20日
ビニール袋活用術 食事編

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 隠れた台湾名物(?)といえば、なにげに使われているビニール袋。庶民的な食堂や屋台では、テイクアウトに、食器のカバーにと大活躍。その一部をご紹介いたしましょう。

 日本では食品のテイクアウト容器といえば、紙製の袋や箱が一般的ですが、台湾ではビニール袋が主流。ファーストフードや、観光客が訪れるようなレストランでは、紙製容器を用意しているところが多いものの、お店の庶民度が強まれば強まるに連れ、ビニール袋の採用率が高くなっていくようです。

 ビニール袋に入れるのは、固体から液体まで、冷たいのから熱いのまで何でもあれ。無難なところではカットフルーツ、パン、クッキー。ほっかほかの蒸したてマンジュウ、焼きたて餃子や、あんかけソバになると、袋が溶けないかちょっと心配に。食堂では飲み放題のスープも、ビニール袋に入れて赤いヒモでくくって持って帰るのがお約束。くくり方が上手なほどツウな気分が味わえます。カキ氷のテイクアウトも、氷を入れるのはビニール袋。家に持ち帰ったのをそのまま冷凍しなおすと、一度溶けた氷がビニール袋の形に固まってしまい、悲しい思いをするのでご用心ですよ。


専用はさみツール
 イートインの場合でもビニール袋はいたるところで活躍しています。朝食専門店」で、サンドイッチを頼むとビニール袋に包まれ登場。ネギ餅では、お皿がビニール袋に包まれキャンプ気分。おまけに割り箸もビニール袋に包まれています。このビニール袋入り割り箸の普及度は高く、はずしたビニール袋が冷房の風で飛ばないよう、専用袋はさみツールも用意されているぐらいなのです。

 どうしてここまでビニール袋が人気なのかを探ってみたところ、明確な答えは出ないものの、やはりコスト面、紙に比べて安いことが最大の理由のようです。お皿にビニール袋をかける習慣は、数十年前に食器を媒介する病気が流行った頃からの習慣のようで、衛生面が改善された現在でも、屋台や安食堂では皿洗いの手間を省くために行われているようです。

 健康や環境面から考えると、ビニール袋に直接食べ物を入れるのは、いかがなものかと思いますが、そこは郷に入りては郷に従うしかないのでしょう。抵抗がある人は自分用の紙容器などを持参するという手もありますが、それも無粋な気もいたしますし・・ね。

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