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台北日和 2006年9月13日
台湾の雲南?バリ島? 石門郷・尖山湖
 先日、日本の海軍将校が眠る地としてご紹介した石門郷の尖山湖。その奥には、雲南やバリ島を連想させる、牧歌的な田園風景が広がっているんですよ。

 ビギナー向けのハイキングエリアとして人気の石門郷・尖山湖は、1周10kmほどの環状道路と、それを取り巻く山々への登山道から構成されています。北台湾最大級の滝である青山瀑布や、海軍将校の慰霊碑へ向かう登山道を歩くのが一般的名のですが、意外な穴場なのが環状道路の奥地です。

 台湾では"湖"という漢字がついた地名でも、必ずしも湖があるとは限りません。噴火の影響などで盆地になり、かつてそこに水が貯まっていたと伝わる地域にも"○○湖"と名づけることも多く、その代表がカラー摘みで有名な陽明山の"竹子湖"。湖とその横に広がるお花畑を期待して行ったら、あれ?と拍子抜けした方もいらっしゃったのでは?

 尖山湖も大屯山の噴火によりできた盆地で、谷底に向かって深く切り込んだ斜面には棚田が広がり、あぜ道には椰子の樹が風にザワザワとゆれています。遠くに目をやると東シナ海がキラキラと輝き、喧騒とは無縁の牧歌的な風景が広がっています。大らかな造りの棚田は雲南を思いださせ、しかしバナナやパパイヤがそこらに茂っているのはバリ島のライステラスっぽいし、でもゴツゴツした岩山は桂林みたいだなぁ・・と、アジアの田舎のいいとこ取りをしたような風景を前に、ショートトリップ気分を楽しめますよ。

 慰霊碑への登山口近くには渓流もあり、ハイキングで疲れた足を冷やすのにぴったり。河岸にはちょっとした広場もあり、中秋節の日はバーベキューを楽しむ人たちでにぎわいそうです。

 交通手段が車しかないため、観光客の方が行くのは難しいのですが、台北のせわしさに疲れた時の息抜きにピッタリのエリアですよ。しかし環状道路の奥のほうは休日でも車がほとんど通らないぐらいですし、脇道も多く迷いやすいため、ご訪問の際には現地に詳しい方の同行をお勧めします。

【石門郷・尖山湖】
住所:台北県石門郷 尖山湖
交通:台北市内より車で約1時間半
    (国道2号線より北17号または19号)

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