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台北日和 2006年7月20日
学べる美術館 蘇荷兒童美術館
 髪の毛も鼻も口も全部ピンク色、目が唇と同じ色など自由な発想で描かれた自画像が並ぶ蘇荷兒童美術館。これらは全て子供達の作品で、ユニークな色使いが楽しいものばかりですが、中には大人が描いたとしか思えない絵画も。

 2003年にオープンした蘇荷兒童美術館は、台湾初の子供のための美術館です。アメリカンスクールや日本人学校があり、外国人も多く住むという天母の一角にあり、周囲は静かな住宅街です。こちらでは一般の美術館や博物館のように収蔵品を展示するのではなく、「芸術教育」をコンセプトにしています。

 子供ならば誰もが持っている創造力を伸ばそうということで、毎週日曜日にはDIY教室(中国語のみ)も開かれ、4歳以上の子供から大人まで参加することができます。生徒の大部分は小学生なのですが、中には大学生や40代の社会人もいるとか。また日本人学校が近いことから、日本人の子供達も時折参加するそうですよ。

 DIY教室では色や絵についてはもちろん、芸術家についても学ぶことができます。ふくよかな人間を表現する芸術家フェルナンド・ボテロと、針金のように細い人物彫刻で知られるアルベルト・ジャコメッティを一緒に紹介し、極端に対照的な作品でより子供たちに深い印象を持ってもらうなどの工夫をほどこした教室の内容は楽しさいっぱいです。

 取材時、美術館ではちょうど「カラー」のテーマが終了したところでした。館内にはスタッフがテーマに合わせて製作した色鮮やかなディスプレイが残っていました。7つに分けられている部屋には、CD-ROMやそのケースで作られたオリジナルの色彩教材や、色のグループごとに分けていく写真教材など、面白そうなものがたくさんありました。テーマは半年に1回変わるそうで、7月からは「表現」がテーマとなっています。冒頭に述べた自画像は、DIY教室の生徒たちが描いたものだそうで、こちらに展示されている絵は全て生徒の作品だとか。奥にはペットボトルや燃えないゴミなどを利用して作られたミニカーがあり、形といい色といいとても近未来的です。

 展示されている絵画は、子供が描いたんだろうとわかるものから、「これは大人が描いたものですよね?」と聞きたくなるものまで様々でした。将来こちらの生徒さんから画家誕生!なんてことも無い話じゃありませんよね。

【蘇荷兒童美術館】
住所:台北市天母西路50巷20号B1
電話:02-2872-1366
開館時間:10:00〜17:30
休館日:月曜日、旧暦の大晦日〜1/3
入館料:一律100元
交通:MRT芝山駅から車で約5分

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