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台北日和 2006年6月21日
中華系の楽器が充実 魏錦源楽器博物館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 二胡に琴、中国式のパイプオルガンなど、見たこともないような楽器がズラリ。マンションの1Fと地下を改造して作られた「魏錦源楽器博物館」には、魏館長のご自慢のコレクションがぎっしりと詰まっています。

 京華城やチョコケーキのおいしいawfully chocolateから歩いて5分とかからない路地裏。ほんとにここに博物館があるの?と入るには躊躇してしまう普通の住宅アパートの入り口からは、世界の歴代音楽家たちの肖像画がズラリと並べられています。コレクションの数が多すぎてしまうところがなくなってしまってね、と笑う魏館長が私設博物館「魏錦源楽器博物館」をオープンさせたのは2003年のこと。アパートの1階と地下部分にぎっしりと世界中の楽器という楽器が中文のコメントつきでズラリと並べられています。

 今も増殖中という館内の楽器数はおよそ700点。どれもアンティークとまではいかないものの、100年前から現代までの楽器がそろっていて、さらに収蔵している楽器の9割は実際に演奏できる状態なのだとか。部屋ごとに、西洋楽器、中華楽器、原住民楽器とジャンル分けして展示されているのですが、中華系の楽器の充実具合はさすがです。台湾の楽器といえば二胡が有名ですが、おなじみの小さな二胡だけでなく、チェロサイズの巨大な「低胡」という楽器や、息を吹き込んで演奏する中華式パイプオルガン「中音座笙」など見たこともないような珍しい楽器がざっくざく。原住民楽器エリアでは世界の原住民楽器に混じり、音楽を愛する台湾原住民、タイヤル族の竹笛「口●琴」や鼻で吹いて演奏する「鼻笛」などが展示されています。

 どうやって演奏するのか見当もつかない楽器でも、ガイドを務めてくれる魏館長がこうやって演奏するんですよ!と、どの楽器でも美しい音色を奏でて実演して見せてくれます。楽器好きでほぼすべての楽器が演奏できる魏館長ですが、一番のお得意はなんとノコギリを使っての演奏。ちなみにこのノコギリ演奏はイタリア人の発明によるもので、長いノコギリを足に挟み、足の振動で微妙にビブラートをかけながら弓で音を出すもの。魏館長がオリジナルのノコギリを特注し日々修練、ガイドツアーの最後はこれで締めくくられるというだけあり、思いがけず美しい音は一度聴いて見る価値ありですよ。

 事前予約必須(5名以上から)でガイドは中国語のみとなりますが、機会があればぜひこの貴重な「魏錦源楽器博物館」に立ち寄ってみてくださいね。楽器の面白さにハマってしまうかもしれませんよ。

※●は竹冠に黄の字

【魏錦源楽器博物館】
住所:台北市八コ路四段181巷17弄9-1號1樓
電話:(02)2742-3333 ※予約専用電話:(02)2577-7757
開放時間:9:00-18:00
入場料:(平日)140元、(週末)160元
参観は事前予約必須となります。ガイドは中国語のみです。
HP:http://www.wmim.idv.tw/
交通:MRT国父紀念館駅からタクシーで約5分

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