| 2006年6月8日 | ||
| 希少な帝冠様式 高雄市立歴史博物館 | ||
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7月からは名古屋からの直行便も就航し、注目度がますます高まる高雄。この町に到着したら、まず足を運びたいのが歴史博物館です。台湾では珍しい帝冠様式の建物も、一見の価値がありますよ。 愛河のほとりにたたずむ、ペパーミントグリーンの瀟洒な洋館。八角形の窓に陶製の窓飾りと、いかにも南国風のおしゃれなデザインですが、もともとは高雄市市役所なのです。日本時代の1938年(昭和13年)に竣工し、戦後も1992年まで市役所として使われ高雄の移り変わりを見守ってきました。その後改築を経て、1998年に歴史博物館として生まれ変わったのです。 ところで日本時代のお役所にしては、台北の監察院(旧台北州廳舍)や、台北賓館とはだいぶ雰囲気が違うと思いませんか?台北市の開発が本格化した1900年代初頭は装飾が多い重厚なスタイルが人気だったのですが、当博物館が設計された1930年代は、できるだけ飾りを排除したすっきりとしたデザインが好まれたという歴史的な背景があるんですよ。そのわりには屋根が派手なような気もしますが、これこそが帝冠様式の特徴。帝冠様式とはシンプルな現代建築に和風の瓦屋根を載せた建築様式で、旧高雄駅(現「高雄願景館」)もその流れを汲んでいます。ちなみに博物館外壁の明るいグリーンは、国防色として採用したそう。こんなにキレイな色だと、かえって目立っちゃうような気もするのですが。 博物館の内部は大きな吹抜け階段を挟んで、常設展と企画展のブロックに分かれています。「打狗伝記」と名づけられた常設展では、ルート通りに参観すると石器時代から現在までの高雄の歴史が学べるようになっています。ちなみに“打狗”とは、高雄の古い表記。清の時代、原住民がこの地を“ダーグォ”と呼んでいたのに漢字を当てたのですが、直訳すると「犬を叩く」。これじゃあんまりだろうと、日本時代に現在の“高雄”に変えたそう。こんなトリビア的情報も、博物館で学べますよ。 また当博物館は、野球や老舗の小吃店などユニークな企画展でも有名。数年前には男女の営みを描いた骨董や絵画の展覧会を開催し、話題を呼んだそうですよ(以前、台北日和にも登場いただいた骨董コレクターでもある歯医者の林于ム氏も協力なさったとか)。2階には冷房のきいた図書室もあり、日本語の資料も揃っています。 ところで博物館の近くにある台湾銀行(写真左)も、その建築様式から同時代の建物に間違いないのですが、銀行の職員に尋ねてみても建物の由来などはわからないそう。詳しい情報をご存知の方、ぜひお知らせください! 【高雄市立歴史博物館】 住所:高雄市中正四路272號 電話:(07) 531-2560 開館時間:9:00〜17:00(土日は21時まで) 休館日:毎週月曜日 入場料:無料 交通:高雄駅より車で約10分 HP:http://w5.kcg.gov.tw/khm/index.asp |
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