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台北日和 2006年5月15日
フルーツ飴がけ進化系 牛B葫蘆王
 フルーツがこんもりと進化を遂げる豆花ですが、庶民のおやつといえば、フルーツの飴がけだって負けてはいません。カラフルかつバラエティに富んだバージョンが人気を呼んでいます。

 夜市などでよく見かける果物の飴がけですが、これは糖葫蘆(タンフールゥ)と呼ばれる中国伝統のお菓子です。北京など中国の北方地域でサンザシ(山査子)の砂糖漬けを串に刺して売ったのがはじまりで、それが台湾へ伝わった時に当地ではよりポピュラーなミニトマトに変わっていったようです。それにしても不思議なのは、糖葫蘆のバリエーションの少なさ。ミニトマトにせいぜいイチゴといったところで、フルーツ大国台湾の名が泣くぞ・・と思っていたのですが、実はこれが甘い考えだったのが「牛B葫蘆王」高雄店のオーナーの話を聞いて判明した次第。

 「牛B葫蘆王」があるのは、高雄一の繁華街、新堀江夜市の原宿廣場。ミスタードーナツが入居する大統262の裏手です。店頭に並ぶのは赤に緑に白に黄色にピンクと、糖葫蘆といえば赤一色!の概念を覆す、色とりどりのフルーツたち。メニューは季節によって異なりますが、キーウィ、パイナップル、リンゴ(赤・青)、ミカン、蓮霧(レンブ)、ドラゴンフルーツ、メロン、マスカット、バナナなど。飴でつやつや光るフルーツは、キッチュなアクセサリーのよう。そのなまブローチにでもできそうな可愛らしさです。

 オーナーさんによると、糖葫蘆ほど簡単そうで難しいお菓子はないのだとか。とにかく飴の濃度と温度が重要で、濃すぎるとフルーツの味を殺してしまうし、熱すぎると果物が溶けてしまう。そのため、今までの技術では、ある程度丈夫なトマトやイチゴしか作ることができなかったそうですよ。「牛B葫蘆王」では台湾産サトウキビから調合した飴を注意深く果物にからめ、氷水で一気に冷やすのがポイント。そうすると飴が薄くパリパリになるので、やわらかいフルーツとの相性も抜群だそう。確かに試食してみると、従来の糖葫蘆のように飴が歯ごたえや甘みを主張することなく、果物の味をひきたてる脇役に徹しているんですね。特製紙袋に入れてくれるので、手を汚さずに食べられるという配慮も嬉しいところ。

 「牛B葫蘆王」の本家は台中で、台北の士林夜市西門町にもお店があるそうですよ。 台湾フルーツの新しい美味しさに出会える進化系糖葫蘆、見かけたらぜひお試しを!

【牛B葫蘆王】
住所:高雄市中山一路2-1號高雄原宿廣場 玉竹三路側
営業時間:14:00-22:30(不定休)
価格:1串40元〜(果物の種類によって異なります)

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