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台北日和 2006年4月11日
ハイカラレストラン KENT(肯特西餐廳)
 その昔、洋食が斬新だとされていた頃に誕生したレストラン、KENT(肯特西餐廳)。時間を経た今でも、幅広い年齢層の人々に愛されている老舗中の老舗です。

 台湾最古の問屋街、迪化街から歩いて10分ほどの場所に位置するKENTは、30年以上の歴史を誇る洋食レストラン。バラ模様の壁紙や真っ白なテーブルクロスに、老舗の風格を感じます。「昔はここでお見合いする人もいたんですよ。」という言葉にもうなずけるハイカラな店内。開店当時、洋食はまだ珍しかったことから、時代の先端をゆくお洒落なデートスポットとしても有名だったそうです。現在レストランを訪れる人には、昔からKENTのファンだという年配の方も多く、若い頃にここでデートをしたお婆さんと、その娘さんと孫など、親子3代でお食事をする人たちも少なくないとか。

 日本人シェフから伝えられたというそのメニューは、カレー、ステーキ、グラタンなどの洋食がメインです。中でもオススメなのが、トンカツ(炸豬排/240元)。こちらのトンカツはパン粉でなく、コーンフレークをコロモにし、カリカリサクサク感を強調しています。この歯ごたえの良いトンカツが食べられるのは、台湾でもKENTだけ。添えられているソースも、もちろんシェフによるもの。ちょっぴり酸味がきいていて、トンカツにぴったりです。

 大きな具が嬉しいチキンカレー(鶏排哩飯/240元)は、数種類の香辛料をあわせて作られた自慢の一品。ピリッと来る辛味は、ライスに添えられた自家製台湾ピクルスで和らげます。カレーに使われているアルミの容器ですが、開店当時に特注で作ったものだそうです。丈夫で持ちが良いことからアルミを選んで作ったとかで、今でもまだまだ現役で使われています。

 こちらのトンカツとチキンカレーですが、平日の営業時間内は、240元のセット(パン・ドリンク・デザート付き)がありますので、お見逃しなく。
 自慢のデザートは、無添加の素朴な味が楽しめる手作りプリン(25元)。アフタヌーンティのセットはないのですが、ドリンクメニューも充実しているので、お茶を飲みながら一服したいという方も大歓迎だそうです。

 KENTの魅力は、美味しい料理だけにとどまりません。ホールを任されているベテランスタッフ2人の人柄も根強い人気の理由に挙げられます。初めて来店した人にも、昔からのお客様にも分け隔てなく接する気さくな人達です。店内に広がるアットホームな雰囲気は、このお2人によるものかもしれません。

 KENTでのお食事予算は、2人で行った場合だいたい800元〜1200元ほど。どことなく懐かしく、ほっとさせてくれるレストラン、KENT。迪化街へ遊びに行った時には、こちらでお茶を飲みながらゆっくりするのもいいですね。

【肯特西餐廳 KENT】
住所:台北市民生西路291号
電話番号:(02)2553-1626
営業時間:11:00〜21:00
定休日:旧暦の大晦日とお正月1日
交通:MRT雙連駅から徒歩約10分

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