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台北日和 2006年3月29日
萌え〜なビンロウ小姐フィギュア
 "萌え"は日本だけのものではありません。台湾オリジナル萌えグッズの報が入る中、その究極形とも言えるフィギュアを発見。その場所も高速道路のサービスエリアというのが意味深なところ。

 旅々台北の読者ならばお気づきのように、コミケコスプレメイドカフェなど、ここ台湾でもそちら系のカルチャーの愛好者は多く、立派に市民権を得ています。「電車男」の映画やTVドラマも大ヒットし、雑誌の記事でも「"電車男"がダイエットして恋人をゲット」なんて普通に使われているほど。士林夜市台北駅地下街には食玩の専門店も出現し、日本で買いそびれた商品をまとめ買いする観光客もいるとかいないとか。

 また、台湾オリジナルの商品も、数は少ないながら販売されるようになってきました。特にフィギュアではその傾向が強く、JAYやポテヒ(台湾人形劇)の人形が7-11などのコンビニで売られるほど。しかし、どうもパンチが弱い・・・と思っていたところ、発見しました!これぞ台湾を代表する「ビンロウ小姐」のフィギュアを!

 ビンロウ小姐とは、郊外の道路脇などでビンロウ(檳榔)の実を売る若い女性のこと。ビンロウの実は覚醒作用があることから、長距離トラックの運ちゃんなどに愛好家が多いのですが、注目すべきはその売り子さんたちの露出度の高さ。運転手の目をひきつけようと、肌の露出面をどんどん高くして行ったところ、わき見運転で事故を起こす車も続出(最近ではだいぶ控えめになったようですが)。彼女たちの存在を道徳的に批判する意見が強いものの、これもまた新しい台湾文化として擁護する声もあり、洋書店PAGE ONEではビンロウ小姐に関するシンポジウムが開催されたこともあるのです。

 そんなビンロウ小姐をフィギュアにし、しかもガチャガチャに入れてしまったのは、高雄のメーカーTOMMY BEAR。HPによると台湾原住民や台湾の神様、高校制服シリーズなど、台湾らしいフィギュアを積極的に開発しているようです。同梱されていたパンフレットによると、このフィギュアは"正宗台湾口味 檳榔辣妹(これぞ台湾風 ビンロウギャル)"と同時に"最萌的檳榔辣妹(最も萌えなビンロウギャル)"だそう。辣妹(ラーメイ≒イケイケ風ギャル)と萌えは相反するのではと思うのですが、見ると、体はセクシー系なのに、顔は正統派美少女。"日系美少女設定"だそうで、台湾男子にとっても、萌えるには日本的な造形が不可欠ということなのでしょうか。確かに日本の有名デザイナーの手によるANA客室乗務員フィギュアと並べても、遜色のないかわいらしさ。台湾文化の象徴であるビンロウ小姐も、萌えの前には日本文化に屈してしまうのか・・と、日本と台湾の文化論が一丁できあがってしまいそうですが、話が長くなるのでこの辺で。 フィギュアは座りポーズ、立ちポーズなどの全5種類。ビンロウ用ケースや、定番のスツールまでついており、なかなかの完成度です。お値段は1個140元ですが、ガチャガチャでの販売なのでどれが出てくるのかわからないのが、楽しくもあり、悲しいところ。

 このガチャガチャを発見したのは、高速道路のサービスエリアなのですが、これがまた台湾文化にとっては象徴的な存在で・・(明日に続く)。

【萌え〜なビンロウ小姐フィギュア】
製造元:TOMMY BEAR(新大股分有限公司)
HP:http://www.tommybear.com.tw/index.html
ビンロウ小姐をはじめとするTOMMY BEAR社の製品は、ビデオレンタルショップ「百視達(blockbuster)」ほか、大型玩具店などでもお求めいただけるそうです。

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