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台北日和 2006年1月26日
順益台灣原住民博物館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 台湾は、何種もの民族からなる多民族国家だってご存知でしたか?中でも、独自の言語と生活文化を持つのは原住民。順益台灣原住民博物館では、原住民の生活や習慣をより深く知ることができます。

 國立故宮博物院のすぐ近くに位置する順益台灣原住民博物館は、とてもユニークな外観。原住民の住居をイメージしたもので、傾斜70℃の屋根が特徴です。入り口中央に聳え立つ、高さ13.2メートルのトーテムポールは、東アジア最大の石柱だそうですよ。
 館内はといえば、地下1階から3階まで、原住民に関する展示や情報が満載。ロビー風の1階には、民族衣装を身にまとった、11の原住民の写真やその解説があり、民族毎の特徴がわかりやすい展示になっています。中央にはボタンを押すと光る懐かしの立体台湾地図があり、原住民の分布や都市が一目でわかりますよ。
 2階は「生活と器具」展示エリア。家屋の模型や囲炉裏など、自然と共存しながら生活してきた原住民の知恵を垣間見ることができます。館内には日本語解説が見られる画面が数箇所に設置されていますので、そちらでより詳しい情報を見ることもできますよ。
 3階は「服飾と文化」展示エリア。瞳をモチーフにした独特の織布や、勇者・賢者の証とされていたトンボ珠のネックレスなどがあり、その色鮮やかさは独特。それぞれの民族により特徴が異なる衣服や装飾品ですが、その模様や色で、社会的地位を表現しているという点では共通するようです。それにしても色使いといい、アクセサリーといい、原住民はとってもおしゃれ。中には表は地味で、裏生地は実はカラフルなんていう、衣服もありました。 そして、やや恐ろしかったのが刺青道具の展示。見ているだけで肌に痛みを感じてしまうその道具にも、もちろんきちんと解説がついています。原住民にとって、刺青は多民族との分別や社会階級の印など重要な意味があるんですよ。
 地下1階は「信仰と生活」展示エリア。各民族の様々な儀式や祭りなどの資料が揃っています。奥には織物が得意だという烏来の原住民、泰雅族(タイヤル族)の織物展が開かれていました(2006年1月19日で終了しました)。

 博物館の受付では、丁寧な解説の日本語パンフレット(1冊250元)を販売していますので、こちらを見ながら回るのも、また楽しいかと思います。

【順益台灣原住民博物館】
住所:台北市至善路2段282号
電話:(02)2841-2611(代表)
開館時間:10:00〜18:30
入場料:大人150元 学生・65歳以上の方・原住民 100元
休館日:日曜日
交通:MRT士林駅より車で約10分
WEBサイト:http://www.museum.org.tw/symm_jp/

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