旅々台北.com
台北日和 2005年10月31日
ついに台北でも手打ちが! 本場讃岐烏龍麺

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 台北でも、そばなら長寿三好庵などで本格的な手打ちを味わえるのですが、うどんとなると・・・。「台湾の烏龍麺はうどんじゃない」と思う四国出身の身としては、本物の讃岐うどんをどうしても食べたくなる時があるのです。それがついに念願叶いました。

 場所は台北駅からほど近い、予備校の集まる南陽街。いかにもな看板を見つけたのが1ヶ月ほど前だったのですが、その時はちょうど取材中で立ち寄ることが出来ず、もしかしてもしかして・・・と気になる日々を過ごしていました。で、今回、麺大好きスタッフ数名で、看板の「本場」が本物かどうかを確かめるため、いざ出陣。

 狭い入口には、いきなりお盆とてんぷら類が並び、好きなものを自分で取ってねと、まさにセルフサービスの讃岐うどんらしいお出迎え。私は40元の大きなメンチカツを1つ皿に取り、そのままレジへ。ここで写真入りメニューから希望のうどんを注文します。ざるうどん(日式冷烏龍麺)がなんと、小50元、中70元!あぁ・・・この値段はまさしく本場並。もう、高まる期待で胸が張り裂けそうです。

 会計を済ませると番号札を受け取り、そのまま席で待ちます。その場で即うどんが出て来ないのがちょっと不満ですが、まぁ、このくらいは充分な許容範囲でしょう。待ちますとも。ええ、本場の讃岐うどんが食べられるならいくらでも待ちますとも。

 で、待つこと数分。私の目の前に運ばれてきたざるうどんは、もう、食べずともわかります。確かに間違いなく手打ちの讃岐うどんです。表面のつややかさが、コシの強さを無言で訴えています。他のメンバーの注文はまだ届いていませんが、もう辛抱たまりません。待てません。お先にいただきます。

 お箸で数本の麺をつまむ・・・。その重量感とプリプリした麺の動きは、長年慣れ親しんできた讃岐うどんのそれです。たっぷりとツユにつけ、一気に口へ。ああ、このコシ。間違いありません、本場の看板に嘘偽りのない讃岐うどんです。ついに台北でも味わうことが出来ました。旅行者や四国出身でない方には、こいつは何を感激しているんだ?と思われるでしょうが、ええもう、わかってもらわなくてもいいんです。四国に生まれ育ち、本場讃岐(香川)にも数年住んだ私には、どうしてもこれが必要だったんです。

 あ、もちろん私は麺を歯で噛みきってしまったりしません。そのまま喉へ流し込み、さらに喉元でコシを楽しみます。だから、約350gの中盛りだってあっという間。お腹はもっともっと訴え続けているので、さらにもう1人前を注文。これもあっという間に胃の中へ。あぁ、満腹。至福のひととき。

 って、それで終わっては旅々台北ではありません。これは日本人が作っているに違いないと、オーナーにお話を聞いてみると、なんと台湾の方ではないですか。しかし、日本で修行し、日本の調理師免許も取得。麺はちゃんと毎日手打ちしているとのこと。なるほど、それならこの出来栄えにも思わず納得です。※もちろんオーナーは日本語バッチリです。

 今回お店へ行ったのは金曜夜7時過ぎだったのですが、地元の方が大勢詰め掛けており、人気もまずまずのよう。なんでも近いうちに信義エリアにも出店予定とかで、もしかすると2006年は台湾にも讃岐うどん旋風が吹き荒れるかも!?

※追伸:冷やしうどんは日本人向け、熱いうどんは台湾人向けメニューのようです。しかし、きつねうどんがないのは、個人的にどうかと思うわけです(余計なお世話)。

【本場讃岐烏龍麺】
住所:台北市南陽街15之5號
電話:(02)2383-2552
営業:11:00〜22:00
交通:MRT台北駅8番出口から徒歩約5分

梅子山芋冷烏龍麺
(梅肉と山芋の冷やしうどん)

納豆温泉蛋冷烏龍麺
(納豆と温泉卵の冷やしうどん)

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