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台北日和 2005年9月7日
國立台湾博物館 台湾地図特別展
 古地図好きの方なら見逃せない「台湾地図特別展」が、國立台湾博物館で開催中。大航海時代から現代にかけて、地図上で台湾がどう表現され、認識されていたかが一目瞭然の展示会です。

 地図といえば住所や位置を調べるのに使うもの、と思われる方が多いでしょうが、読み物としても楽しめるのです。ほほう、この地域にはお寺が多いな、古い町なのだろうか、道がくねって路地が多いな、さぞかし猫が住みやすいエリアだろうなんて、1枚の地図から想像の翼を広げ、何時間でも遊んでいられる人も。特に古地図はその地図が制作された時代背景や世界観が透けて見えることが多く、熱心な愛好家も多いんですよ。

 そんな地図好きにたまらないのが、歴代の地図を通じて台湾の歴史を学ぼうという「台湾地図特別展」です。横長のパンフレット片面には、博物館が誇る最古の台湾絵地図「康熙臺湾輿圖」がどーんと一面に。当時の首都であった台南には城壁や家々がぎっしりと並ぶ一方、台北エリアは家もまばら。ヤリを片手に鹿やウサギなどを追う人々を見て取れるなど、当時の台湾の様子が生き生きと描かれています。原図は清の康熙年代(1699-1704年)に描かれ、博物館は同様の地図を3本収蔵しています。原図は日本で修復中であり、展示されているのは戦前に作られた複製品なのですが、絵や文字などが原本とは微妙に異なっている箇所があり、それの解読に研究者を悩ませているそうですよ。

 また1930年代に制作された台湾初の鳥瞰図と、現在の衛星写真を並べ、その正確さを比べてみたり、日本統治時代に実施された全国規模の測量に関する資料が展示されたりと、地図だけではなく、歴史好きも満足させる展示内容となっています。台湾名産品マップや、絵葉書など戦前の資料が特に充実しており、お好きな方はたまらないかも。また地下の児童探索館では、オランダ船の内部をイメージした空間で、ゲームを通じて大航海時代の航行技術や海図について学べる仕組みになっており、お子様も大喜びでしたよ。

 この「台湾地図特別展」は、本来は9月18日まで開催のところ、好評により30日まで延長されたのだそう。1時間ほどで全館見て回れますので、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。

【國立台湾博物館 台湾地図特別展】
開催期間:2005年5月18日〜9月30日
住所:台北市中正区襄陽路二號(二二八和平公園内)
電話:(02)2382-2566
開放時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日
入場料:大人20元、子供10元
HP:http://www.ntm.gov.tw/maps/
交通:MRT台大醫院駅またはMRT西門駅から徒歩約7分

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