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台北日和 2005年8月4日
花蓮 溝仔尾夜市
 お、こんなところに夜市が〜なんて夜市探しに散策するのも、台湾旅行の楽しみの一つ。名の知れた夜市はもちろん、ひょいとのぞいた横丁が、ミニ夜市になっていることもあり、そんな場所では地元密着型の、ユニークメニューが見つかる可能性が高いのです。

 夜市と言えば士林夜市(「士林夜市補完計画」絶賛公開中!)や、高雄の六合国際観光夜市などの大型夜市をイメージする方も多いでしょうが、あれだけの規模の夜市は少数派。日中は何もない商店街の裏通りに、夜になると突如として屋台が並んだり、また住宅地では毎週曜日を決めて市が立ったりと、実は全国津々浦々、小さな夜市があらゆるところで開催されているのです。そんなミニ夜市は地元密着型だけあり、観光客にはあまりなじみの無い屋台やメニューに出会える可能性が高いんですよ。

 ここ花蓮の溝仔尾夜市もそんな夜市のひとつ。お土産屋ストリートこと中華路と交わる自由路にありロケーションは抜群なのですが、車で5分ほどの海岸に観光夜市があるためか、並ぶお店や屋台も20軒弱。実にこぢんまりとした雰囲気です。しかし、掘り出し物の匂いがするぞ〜と歩いてみると、ありました!行列のできる●仔煎(オアチェン)、カキ入りお好み焼き屋台です。●仔煎といえば手軽な小吃の代表で、大型夜市では席に座ればすぐにお皿が差し出されるというのに、ここでは15分待ち必須。巨大な鉄板の上には卵と大粒のカキがすきまなくひしめき、熱が通ってとろみが出たところに、山盛りの青菜をどっさりと投入。おばちゃんの焼き具合に目を光らす様子には、迫力さえ感じます。

 一方、「全花蓮女性の最愛!」という、日本語だか中国語だかわかりませんが、とりあえず自信満々なのはわかったポスターを貼っている甘味屋さんの自慢は、意仁(イーレン)のデザート。意仁とはハト麦のことで、台北ではカキ氷などのトッピングになっている地味な存在なのですが、ここ花蓮では堂々と主役をはっているのです。この意仁をコトコト煮込み、天然素材のみを使ったシロップをかけた冷たいデザートは、さわやかな甘さと、意仁のぷちっとした歯ごたえがナイスコンビネーション。意仁は美白効果があるということで、まさに花蓮女性に人気の素材だそうですよ。このほかにもユニークなメニューが目白押しでしたが、誌面の都合で今回はここまで。ぜひ台湾へおいでの際には、ひょいと横道をのぞいてみてくださいね。

※●は[虫+可]、意仁の“意”には正しくは草かんむりがつきます

【花蓮 溝仔尾夜市】
住所:花蓮市自由路(中華路との交差点付近)

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