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台北日和 2005年7月15日
台中 2ヶ月待ちの手作り眼鏡
黄師傅手工眼鏡
 最近の台湾で注目を集めているのが、職人の手によるオーダーメード。既製品に飽きたらず、お金と時間がかかっても自分だけのオンリーワン商品が欲しいという人が増えてきているようです。今回は台湾唯一と言われる、完全オーダーメードの眼鏡屋さんをご紹介。

 台湾の街を歩いていて、眼鏡をかけている人が多いなと思ったことはありませんか?台湾では安価な眼鏡が手に入りやすいせいか、コンタクトではなく眼鏡派が主流なんです。学生街では、レンズ込みで888元(約3,000円)なんて眼鏡も売っているんですよ。

 そんな眼鏡好きが多いお国柄ですから、台中の芸術街に工房兼ショップをかまえる黄さんのお店は、いつも大忙し。軍隊の機械技師だったという黄さんは、退役後、眼鏡屋に勤めながら独学で研究を重ね、1998年に独立しました。顧客の顔や頭の造りを細かく計測し(特にまぶたの計測が重要なのだとか)、また、その人のライフスタイルや好みを徹底的にヒアリングした後に、一から図面を引いてその人だけの眼鏡を作るというスタイルに、既存品では満足できないお客さんが共感。たちまち人気店となり、眼鏡雑誌でも特集が組まれるほどに。フレームだけで15,000元(約52,500円)から、というお値段ながら最低でも2ヶ月待ちの状態が続いています。

 フレームは全てステンレス製で、軽く、弾力性に富んでいるところが眼鏡に最適なのだとか。サンプルの眼鏡を手に取らせてもらうと、拍子抜けするほど軽く、つるもほどよくしなうので、これなら事故など万が一の時にも大丈夫そう。いずれもシンプルながら、フレームがくるりと丸まっているなど、さりげない遊び心が感じられる大人のデザインです。台湾のアート界にもファンが多く、小雨的兒子のオーナーデザイナーも、黄さんの眼鏡の愛用者なのだそう。取材当日は東京の原美術館にも作品が所蔵されているという、現代アート作家の張さんも遊びに来ていて、眼鏡をかけてお茶目なポーズを取ってくれました。

 オーダーした眼鏡は日本へも発送してくれますが、注文時、そして完成時の調整のために、最低二回は店を訪問する必要があるそう。また検眼師の方が留守の場合もありますので、購入をご希望の方は事前予約が必須です。世界で唯一、しかも自分の顔にジャストフィットした眼鏡。おひとつ、いかがですか?

【黄師傅手工眼鏡】
住所:台中縣龍井郷藝術街61巷6號
電話:0916-938-182 / 04-2632-9579
営業時間:12:00〜20:00
休日:不定期

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