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台北日和 2005年6月16日
台湾のシリコンバレー
新竹の別の顔とガラス博物館
 台湾の各地には、それぞれ代表的な見所や、特産品などがあります。例えば、陶芸が有名な「鶯歌」、大理石が有名な「花蓮」など。こういった特産品は、もちろん新竹にもあります。半導体、ではありませんよ。

 半導体の製造には欠かせないシリコン、つまり石英ですが、新竹では良質の石英が産出されることから、半導体生産には絶好の立地条件。そして、その石英、石英ガラスの原材料として、半導体製造がさかんになるずっと以前から使われていました。

 日本統治時代だった頃に、豊富な原材料をバックボーンに、新竹にガラス工場が建設され、工業ガラスを大量に生産。現在は、工業用ガラスのほかに、日常生活に使われるコップや花瓶などの生産も行われており、台湾のガラス工場のほとんどが、ここ新竹に集中し、「ガラスの街新竹」と呼ばれるほどになっています。

 そんな新竹のガラスの歴史を紹介したり、ガラス工芸作品を展示したりする博物館、「玻璃工藝博物館」が新竹にはあります。取材時、屋外には童話シンデレラの事物をガラス細工などで再現したオブジェがならび、精巧な細工とあいまって、なかなかメルヘンチックな雰囲気をかもし出していました。そして、館内ではガラス工芸品のほかに、工業ガラス製品も歴史と共に展示されており、新竹の歴史を垣間見ることができます。ちなみに館内撮影禁止です。

 この「玻璃工藝博物館」に使われている建物は、日本統治時代に、皇族の方や視察の高官を迎えるために建てられたもので、シンプルで飾らない外観がなかなかいい感じです。最近は、こういった古い建築物を再生したり、修繕したりして再利用することが行われていますが、そんななかのよい例の一つとしてこの「玻璃工藝博物館」は評価されています。古跡旧跡が好きな方には、この建物自体を観察することも大いに価値があると思いますよ。

【玻璃工藝博物館】
住所:新竹市東大路一段2号
電話:(03) 562-6091
営業時間:水曜〜日曜 09:00-17:00

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