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台北日和 2005年5月31日
魚博士になれるかな?登峰魚丸博物館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 「この魚、おいしそう〜」「味噌煮にするとおいしいんだっけ?」なんて会話を、水族館で交わしたことはありませんか?ここ登峰魚丸博物館は、おいしい調理法まで教えてくれるユニークな魚の博物館なのです。

 淡水の名物といえば、アゲや魚団子のスープが有名ですが、日本で意外と知られていないのが魚酥です。魚のすり身を油でからっと揚げたスナックなのですが、サクサクとした軽い食感としっかりとした魚の味は日本人好み。ビールのおつまみにピッタリなんですよ。淡水にはいくつか魚酥店があるのですが、その中でも老舗の登峰食品が、このたび魚丸博物館を淡水老街にオープンしました。1Fが人気商品の魚酥、魚団子の販売店で、2F、3Fが博物館になっています。

 この博物館の特徴は、台湾で水揚げされる魚に関する展示はもちろん、“いかに料理したら美味しく食べられるか”という説明に力を入れていることです。漁につかう舟や、各種道具、表に魚の写真、裏返すと通称や学名が書いてあるボードなど、いかにも博物館らしい展示もあるのですが、力が入っているのが美味しい料理法の説明なのです。カジキマグロに関するパネルをひとつとっても、先ずはカジキマグロの種類を説明し、次に来るのはその特徴ではなく、おいしい料理法ベスト3。このマグロは刺身が1番で、魚団子が2番。こちらのマグロは、油が多いから団子には向きません。ステーキが良いですよ・・などなど。

 なにせここ台湾では、台北魚市碧砂漁港のように、自分で魚を選んで、料理法も指示しないといけないお国柄。魚とその美味しい料理法ぐらい覚えておかないと、いざという時に失敗をしてしまうかもしれないのです。そんな将来への訓練なのか、魚ボードをパタパタやって、魚の名前のあてっこをしている親子が一組。「あ、これ知ってる!この前、鍋に入ってたよね!」と男の子。台湾の人の食に対する知識と舌は、こうやって鍛えられていくのかも・・と思ってしまいました。


【登峰魚丸博物館】
住所:台北縣(現新北市)淡水鎮中正路117號
電話:(02)2625-3312
営業時間:8:00-18:00

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