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台北日和 2005年3月7日
蘇澳名物 一串心
 ところ変われば、小吃も変わる。そう大きくない台湾ですが、台北を一歩出るとその土地オリジナルの小吃にまだまだ出会えます。今回は東海岸の温泉地、蘇澳で見つけた小吃をご紹介。

 蘇澳があるのは台湾の東海岸、宜蘭の南。台北からは鉄道で2時間ほどで、レトロ街を再現した國立伝統藝術中心や、のどかな冬山河がある冬山エリアにも近く、観光地としても人気があります。宜蘭の名物といえば温泉&シーフード。渓谷にこんこんと湧き出す天然温泉や、冷泉といった特徴ある温泉も多いんですよ。ちなみに冷泉は湧き出す温度が40度前後と低く、水を加えて温度を下げる必要が無いため、温泉が持つ効果をそのまま楽しめるツウ向けの温泉なのだとか。また蘇澳港は台湾5大漁港のひとつ。三面を山に囲まれ、港が陸地側にぐぐっと入り込んだ形になっているため、カニやエビの格好の漁場になっているのだとか。港の周辺にはレストランがずらりと並び、水揚げされたばかりの魚をリーズナブル価格でいただけます。

 さて、肝心の小吃ですが、この蘇澳港で見つけた2品をご紹介。まずはこちら「大根入り大判焼き(5元)」。花生(ピーナツクリーム)、巧克力(チョコレートクリーム)といったメニューの中にさりげなく書かれた「菜脯米」。台北では見たことのないメニューですが、甘い餡には間違いないだろう注文。米とあるからアンコかな?と思いつつ、焼きたてのそいつをかじると、シャクシャクした歯ごたえ、そしてしょうゆ味。干し大根入りの大判焼きでした。え、日本でもあるでしょ?という問いに、力いっぱい否定しましたが、日本も広い。近所の店で売ってるよ、という方はご一報ください。

 さてお次はこちら「一串心(10元)」。三角形に切った小さなアゲに香菜とニンニクをつめ、そこに台湾ソーセージや豚耳、豚や鶏のモツ、魚肉などを加えて爪楊枝で刺した一品。宜蘭地方では一般的な小吃らしいのですが、台北出身の旅々台北スタッフは誰も知りませんでした。一口でぱくっといけるミニサイズなのですが、モツや豚耳と香菜らのコンビネーションはちょっと強烈。いかにも台湾らしいくさうまメニューで、ニンニクの辛さが鼻を刺激し涙が出てきますが、酒飲みにはたまらない味わい。「台湾三大くさうまメニュー」の第三位を、茶葉卵に変わって贈呈したいと思います。

 ぜひみなさんも、その土地ならではの小吃を探してみてくださいね。

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