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南台湾の大都市、高雄。そこから船で5分ほどの、ひそかな犬猫達のパラダイス旗津に、行列が絶えない屋台を発見しました。
鼓山の渡船場からフェリーで5分ほどの場所にある「旗津」半島。フェリー乗り場から、海水浴場へと続くメインストリートには、流石に海の街だけあって、新鮮な海の幸がひしめく屋台やお店、臭豆腐などおなじみの台湾小吃屋台などが軒を連ね、なかなかの活気を見せています。
そんな一角に、何を売っているのかわからないほどの人だかりができている屋台が。早速人波をかきわけかきわけ、覗き込んでみると、なにやら黄金色の餅のようなモノが大量の油で揚げられています。ほほう、台北では近頃ドーナツが熱いのですが、ここ高雄の旗津ではこの餅のような小吃が大人気なのか、と早速注文してみることに。
この小吃は、「番薯椪(さつまいも揚げ餅)」という名前。握りこぶしよりちょっと小さいくらいの餅形で、1個5元で売られています。我々が、ためしに1個注文したときには、すでに並んでお客さんの大量の注文があり、裏方の仕込みをしている店員さんも大忙しの様子でした。そんな店員さんの様子などをしげしげと眺めること数十分、ようやく我々の手元に、黄金色に輝く「番薯椪」が。
熱々を手に取り半分に割ってみると、生地にはさながらお餅のような粘りがあります。この「番薯椪」、主な材料にサツマイモ、糖、小麦粉などを使っており、高温の油で揚げることにより中に含まれていたでんぷん質が「もちっ」とした粘り気を生むようです。カリッとした表面と、もちもちした中身の食感、そしてサツマイモの風味が一体となり、なかなかの美味。中にはカラメルのような餡が入っており、そこはかとなくしょうがの風味が感じられ、食べ歩けば体が温まる、まさに冬にうってつけの小吃です。
調べてみると「番薯椪」は、旗津で30年近く食べられているおやつで、地元の人々や観光客に長年愛されている小吃なのだとか。確かにこの味ならベストセラーも納得、といった感じです。旗津観光のお供にぜひ1個。
※屋台という性格上いつでも出店しているというわけではありません。
【高雄 旗津】
交通:鼓山渡船場からフェリーで約5分
フェリー料金:片道10元 「番薯椪」は、1個5元
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