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台北日和 2004年12月20日
台南 度小月擔仔麺

 擔仔麺といえば台湾を代表する小吃のひとつ。その老舗である度小月は、横浜に海外支店をオープンさせるなど、その勢いは止まりません。その台南にある本店にお邪魔してみました。

 度小月擔仔麺は、台南、いえ台湾で最も有名な擔仔麺のお店。百年を超える歴史を持つ老舗です。その昔、漁業がさかんな台南では台風などで漁に出られない時期に、漁師が麺を作って売り歩く習慣がありました。度小月擔仔麺の初代オーナー洪芋頭も、「度小月」と書かれた提灯を掲げた天秤棒(中国語で「擔仔」)を担ぎ、台南の水仙廟の前で麺を売っていたところ、新鮮なエビをベースにしたスープとこだわりの肉そぼろがたちまち評判に。

 それが約110年前、1895年のこと。現在のオーナーは4代目ですが、天秤棒時代を忘れないようにということなのか、リニューアルしてカフェと見間違えんばかりにおしゃれになった店内でも、レンガ風のかまどに低いテーブルとイスという屋台テイストはしっかりと健在。近くには台南随一の観光スポットである孔子廟があるせいでしょうか、小さなお店にはひっきりなしにお客が入れ替わり立ち替わり。地元の常連らしき人たちは、買い物帰りにちょっと立ち寄って軽く麺を一杯といった感じです。

 擔仔麺は小さめのどんぶりに半分ぐらいの量で、男性ならばすすっと一瞬で胃におさまってしまうほどの量。もう少し食べたいなぁと思わせる、この絶妙な量が人気の最大の秘密・・・?と思いきや、なんと麺の上に乗っている肉そぼろだけで、5時間以上をかけて作っているというこだわりぶり。失礼いたしました。ちなみに缶詰としても売られているこの肉そぼろは、ご飯にかけてもおいしいんですよ。

 またこのお店の隠れた人気メニューが、蒸し野菜。近くの農家でとれた新鮮な青菜を軽く蒸した上に、自慢の肉そぼろをトッピング。そしてその上には、大根おろしと見間違えるぐらいの大量のおろしニンニクが。これをよーくかき混ぜてから食べると、肉と野菜の甘み、そしてニンニクの辛味がほどよく調和され、うまい!・・・けど、臭い!歯ブラシ持参で、それでも味わいたくなる美味しさです。

【台南 度小月擔仔麺】
住所:台南市中正路16號
電話:(06) 223-1744
交通:台南駅から徒歩約10分
※台北支店の情報はここをクリック


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