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台北日和 2004年10月26日
九分 阿柑姨芋圓

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 山の斜面に古い街並みが、へばりつくように広がっている九分。休日ともなれば観光客でごったがえす賢崎路を上った街のてっぺんに、行列の出来る芋圓(イモの団子)のお店があるのです。

 急な坂が続く賢崎路を上りきった先、九分國民小学校のすぐ下にある「阿柑姨芋圓」がそのお店です。控えめな、というかあまり目立たない門構えで、お店と気付かずそのまま素通りしてしまいそうです。しかし、お店の入り口には平日にもかかわらずお客さんが何人か並んでおり、さすが人気店といった感じです。

 お店の入り口は、お店のメニューである「芋圓」を注文して受け取るところです。さて、受け取ったのはいいですが、どこで食べようかなと思いつつ、まわりを見てみると店の奥につづく通路が。同行したスタッフに促されるまま店の奥へ進んでいくと、芋圓の材料の粉の袋が積まれていて、仕込みが行われているだけでなく、食卓を囲むおじさんたちがいたりします。どうやらここはお店の作業場、というよりは自宅。そんな飾らない普段の生活の場を通り抜けると、九分の街並みを見下ろせる展望台へ。ここで、景色を見ながら芋圓をいただくようです。

 さて、芋圓の方はといいますと、小豆たっぷりのお汁粉に、タロイモとサツマイモと緑豆の三色のお餅が入っていて、なかなかのボリューム。控えめな甘さと、お餅のシコシコとした歯ごたえがたまりません。ちなみにこの芋圓、ホットとアイスの二種類があり、アイスはカキ氷入り、ホットは別に暖かいお汁粉というわけではなくカキ氷が入っていない(常温)状態で出てきます。

 九分に来訪した際には、歩き疲れを癒しに、また絶好のビューポイントの一つとして訪れることをオススメします。

*台湾では九分の"分"には「にんべん(イ)」がつきます。

【九分 阿柑姨芋圓】
住所:台北県(現新北市)瑞芳鎮福住里豎崎路5号(九分國小下)
交通:基隆駅前バス停より金瓜石行きバスで約30分。九分バス停下車。
価格:50元

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