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台北日和 2004年10月19日
台北市客家文化会館

 閑静な住宅街にひっそりとたたずむ台北市客家文化会館。台湾の人口の約15%を占める客家民族について、その文化、歴史などに親しめるのがこちらです。

 以前台北日和でご紹介した「北区客家文化会館」と同じく、ここ台北市客家文化会館も台北市政府客家事務委員会が台北市民にもっと客家文化を知ってもらおうと設立した文化会館です。こちら大安区の文化館はより規模の大きな展示エリアと、各種教室がそろっているのが特徴。1階のエントランスを入ってすぐの図書閲覧コーナーには、ゆったりとテーブル&いすが置いてあり、客家文化の参考書籍や情報誌などはもちろん、新聞なども置いてあり、ご近所の客家人のおじ様やおば様たちの和やかな憩いの場となっています。

 2階と3階には展示エリアがあるのですが、取材に行ったこの日にはちょうど展示品入れ替えのための準備中。がっかりしていると、たくさんはないけど、まだちょっと展示してあるから、見ていきなよ!と気さくに電気をつけてくれる係員。その笑顔に誘われて2階に上がると、広々とした空間にちょっとずつ展示品が残っていました。民族衣装や、農具、客家独特の食べ物など、解説と共に展示してあります。勤勉で倹約家として知られる客家民俗の食事は、少量でたくさんご飯の食べられるしっかりとした味付けの料理が多いのだとか。あと乾燥した豆腐のトウガンと野菜の炒めものなど、お手軽で栄養たっぷりのものがいっぱい。(客家料理に関する詳しい内容は「●家我家客家菜」や「晉江茶堂」などをご覧ください。)そういった食文化から、芸術文化まで幅広く客家文化について知ることができるのがこの展示エリアなのですが、いかんせん準備中。新しくリニューアルオープンは11月からだそうで、充実の展示内容が期待されます。

 展示エリアはともあれ、ここ台北市客家文化会館では、客家語や客家オペラのクラスなども積極的に行われており、地道に客家文化の浸透を図っているといったところです。閲覧コーナーにおいてある客家雑誌をめくってみると、漢字に台湾の発音記号であるボポモフォがふってあり、ボポモフォが分かる人だと発音できるようになっています。このような工夫をこらして、客家語をはじめとする客家文化を後世にも伝えていこうという心意気が、ほんわかと漂ってくるアットホームな文化館でした。文化館のお向かいには、こんもりとした緑が美しい小さな公園があり、プレートを見てみるとここ客家文化会館との協力により建設されたものだとか。文化館で和んでいたおじ様、おば様たちの格好の散歩スポットとなっていましたよ。

【台北市客家文化会館】
住所:台北市大安区信義路三段157巷11號
電話:(02)2702-6141
台北市政府客家事務委員会HP:http://www.hakka.taipei.gov.tw/
交通:MRT大安駅から徒歩約5分

(●…にんべんに尓)


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