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台北日和 2004年8月4日
永和 世界豆漿大王

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 日本で大ブームの豆乳。女性ホルモンと似た働きがあるとかで、お肌はすべすべになるとかバストアップに効果ありだとかで、一大ブームを巻き起こしている豆乳(中国語では豆漿)ですが、台湾ではお馴染みの朝食メニューの一つ。その元祖豆漿店をのぞいてきました。

 豆漿といえば、永和でしょ!と、台湾人なら誰もが即答するほど永和名物として定着している豆漿ですが、どうしてここ永和で豆漿がこんなにも有名になったかご存知ですか?始まりは1955年。中国大陸から台湾に渡ってきた2人の退役軍人が、ここ永和の地に腰を落ち着け、伝統の手法を守りつつ作った故郷の味、豆漿の販売を始めたことに始まります。豆漿とは、いわば大豆を磨り潰して水と混ぜただけの、大豆の栄養素を丸ごと全部取り込めるようにした栄養満点のドリンク。シンプルな作り方ゆえに、大豆本来の美味しさ、水の割合などによりそのお店独特の味がでてくるという代物。この2人の退役軍人が始めた豆漿店は、その豆漿の香り豊かさ、おいしさゆえに、次々と口コミで噂がひろがり、またたくまに永和にうまい豆漿あり!と有名に。その後永和には次々と豆漿店ができ、今では「永和」といえば豆漿の「本家」とか「元祖」といったブランド名になっているほど。台湾各地でチェーン店展開している「永和豆漿大王」もこのお店の近く。そことは違いチェーン展開することなく、かたくなにここだけで経営を続けているのが、この「世界豆漿大王」です。

 さて、この歴史ある豆漿店「世界豆漿大王」ですが、今では基本の豆漿だけでなく、肉まんや油條(ヨウテャオ:中華風揚げパン)、燒餅といった中華風朝ご飯メニューから、焼き餃子にシュウマイなどのお食事メニュー、豆花のデザートメニューまでと、さすが24時間経営とあり、どの時間帯にいっても楽しめるメニューが勢揃い。しかし、やはり基本は朝ご飯メニューの豆漿と油條でしょう!と基本の味をオーダー。飾り気のないシンプルな店内と同じく、シンプルなドンブリに並々と注がれた豆漿は、レンゲでいただくのがお約束。これにサクサクと香ばしい油條を浸しながら食べると、まさに台湾の朝ご飯(どっちかというと中国大陸風ですが)。油條は油っこいかな?という人には、サクサクとした燒餅がアッサリめでオススメです。ここの豆漿は、冷たい豆漿(NT$20)、温かい豆漿(砂糖入り/無し:NT$17)と豆漿だけでも3つの味わいが楽しめるのがポイント。オーダーした温かい豆漿からは、濃厚な大豆の香り漂ってきて、ほのかに甘い味わい。口に運ぶとそれだけで、ほっこりと体が温まってくるよう。この伝統の豆漿を使ってつくられた豆花(NT$25)もトッピングはゆでピーナツだけとはいえ、素朴な味わいでオススメです。

 ここ永和路二段のあたりは、老舗「世界豆漿大王」以外にも、古くからの豆漿のお店がちらほらあるために別名「豆漿街」とも言われているほど。永和にきたら、ぜひこの豆漿を飲んでみずには帰れませんよ!

【永和 世界豆漿大王】
住所:台北県(現新北市)永和市永和路二段284號
電話:(02)2923-2022
営業時間:24時間(持ち帰りサービスあり)
交通:MRT頂渓駅から徒歩約10分


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