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台北日和 2004年7月29日
水岸爵士音楽節

 夏の淡水名物と言えば、ジャズコンサート!今年の夏は、漁人埠頭と対岸の八里で、二夜連日で開催されました。思い起こすのは3年前の夏。ジャズコンサートのはずなのに、民謡が響き渡った夜のこと・・。

 3年前のある夏の日の夜。淡水の新しい観光スポットとしてオープンした漁人埠頭で、野外ジャズコンサートが開催されると聞き、ちょっと気取って赴いた記者。しかし会場の半分を占めるのは、小さな子供をつれた親子連れに、ご近所の方と思しきラフなカッコのご老人たち。いえいえ、ジャズに年齢制限を設けるつもりは皆目ありませんが、どうも日本と客層が違うなぁ・・・と、一抹の不安を覚えたところ、悲しいかな見事に的中。

 司会を務めるのは、幼児番組に出てきそうな歌のお兄さんとお姉さん。出演バンドの腕はなかなかでしたが、観客に配慮したのか歌謡曲や民謡をジャズ風にアレンジした曲がメイン。なぜか途中では、レトロ歌謡曲の合唱指導があり、そしてラストは、台湾民謡で老若男女が舞い踊り〜〜と、ライブとしては楽しいものの、ジャズコンサートとしてはどうよ?これ?と誰かを責めたくなるような夜でございました。

 しかし、今年の夏は違います。台湾にジャズ文化はないのかしらん・・という不安を吹き飛ばすがごとく、高らかに響き渡るサックスの音!舞台の上では、台湾、アメリカ、そして日本から招待されたメンバーが、河口からの涼しい風を受けながら、気持ちよさそうに演奏を続けています。そして曲の合間のMCや、次曲紹介に敏感に反応する観客たちは、圧倒的に20〜30代が中心。ジャズCDがずらりと並んだテントでは、お客と店員が好みのプレーヤーの話で盛り上がったりと、3年前のあれは何だったの?とクビを傾げたくなるような、ジャズ好きの祭典がそこで繰り広げられていました。

 しかも嬉しいのは、ビールの販売があること!台湾では、公共イベントでアルコール類が販売されることはめったに無いのですが、ここでは数社が競って試飲を進めてくれる始末。ジャズとアルコールは、切っても切れない最高のパートナー。主催者側、わかってるなぁ・・と思わずニンマリ。ここ数年で、台湾にジャズ文化がいきなり定着したのか、3年前のコンサートがあまりにもアレだったのかはわかりませんが、ともあれジャズに、酒に、気持ちよく酔いしれることができた夜でございました。

 ただし、唯一、意味不明だったのが、警察主催による「白バイに乗って写真を撮ろう」コーナー。ジャズと何の関係が・・と思いつつ、とりあえず写真を撮ってきた記者でございました。


【水岸爵士音楽節】
開催日:2004年7月24日〜25日
会場:淡水漁人埠頭、八里左岸公園


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