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台北市のお隣、永和市にアート街があります。台湾を代表する画家、楊三郎の美術館を中心としたこの一角は、木陰が涼しい並木道に道路はタイル張りと、パリのモンパルナスを連想させます。道を曲がったすぐ先には、雑踏にあふれた庶民的な街が広がっているというのに・・。
美術館の主である楊三郎が生まれたのは、ここ永和。1907年のことです。裕福な家庭に育った楊三郎ですが、絵を職業とすることを反対する親の反対を振り切り16歳の時に日本へ。京都で絵を学びながら展覧会へ次々と出品し、第一回「台展」の特賞を獲得。1930年代には一躍、台湾を代表する洋画家としてその名を世界に広め、また「台陽美術協会」を結成し、台湾美術界の発展に大きく貢献しました。
「楊三郎美術館」は、彼の生家、アトリエの敷地内に建設された近代的なビルで、年代別に展示された作品を通じて、楊三郎という画家の一生を感じることができるようになっています。また彼のよきパートナーであり、同業者であった夫人、許玉燕の作品も見ることができますよ。
美術館の周辺は政府により美しく整備され、「永和藝術街」の名にふさわしい美しい一角となっています。美術館の塀に飾られた楊三郎のレリーフをはじめ、鷲をモチーフにしたオブジェ、店のシャッターに描かれた中国画タッチの蓮の花など、芸術的な雰囲気を演出する作品が随所に。また画家のアトリエや、アートショップなどもあるのですが、残念ながら、その数は徐々に減っていっているとのこと。この落ち着いたたたずまいが、一日でも長く続くことを願うばかりです。
【永和 楊三郎美術館・永和芸術街】
美術館住所:永和市博愛街7号
電話:(02)2928-7692
開館時間:10:00-16:00
閉館日:土、日曜、祝祭日
※参観は事前要予約
交通:MRT頂渓駅より車で約10分
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