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台北日和 2004年6月29日
人體奧妙台灣巡迴展(人体の不思議展)

 ご存知の方も多いかと思いますが、あの「人体の不思議展」が台湾へもやってきました。本物の献体を使用した人体標本展示ということで、今までに巡回した世界9ヶ国24都市でも大きな話題を呼んでいる展示会です。遅まきながらそのレポートをお届けします。

 「人体の不思議展」は、「プラストミック」という最新技術を使って、保存された人体標本を通して、生命、体、健康への理解と意識を深めてもらうという趣旨で開催されています。「プラストミック」とは、匂いや腐敗もなく常温で半永久的に保存できるという今までにない技術。1体の標本を作るのに、1,500時間、US$35,000が費やされているとか。今回の「人体の不思議展」で展示されているのは、プラストミック標本の全身解剖人体標本約20体、内蔵や頭蓋骨、人体の断面図などの人体器官標本が約200点。今まで医療現場などの特定の場でしか見られなかった人体の構造を、手に触れることのできる間近な距離で見ることができる貴重な機会です。

 とはいえ、なんといっても本物の人体を使用して作られた標本。もとより、スプラッタ系や内臓系のものに弱い記者は、実際に展示会場に出向くまでは、気が重いことこの上なし。 でも、大丈夫。途中で気分が悪くなっても、会場内にはちゃーんと保健室まで完備してあります。・・・ってそうじゃなくて、実際に実物を見てみると、プラストミック標本は、想像していたよりも乾きもの系?!で、あまり生々しさを感じさせません。標本の手首と自分の手を見比べつつ、ほほー、1枚皮をめくるとこうなっているんだぁ。27本の骨に37本の筋肉がついてんの?など、純粋に人間の体ってこうなっているんだ・・・と感心するばかり。思わず目と鼻の先の距離まで近づいて、じっくりと観察してしまいます。展示場のはじめの方は、骨だけ、その後骨と筋肉、神経と筋肉、と徐々に内臓系や断面図などの展示が出てくるのですが、はじめの骨の段階から人体の不思議マジックに取りつかれた記者は、後半展示してある人体スライスの毛穴やマツゲまでもしっかり見てきました。

 展示されている標本はすべて触ってはいけないのですが、最後に実際に触れてみましょうというコーナーで脳と肺が展示してありました。かなり迷ったあげく、肺をちょいと触ってみたのですが、ツルツルした外見から想像していたプラスティックのような感触は裏切られ、ちょっとしっとり・・・。思わず連れのTシャツに手をなすりつけてしまいました。しかしながら、人体の不思議展マジックはすごいもの。解剖の現場でしか見ることのできなかった人体解剖標本を通して、自分の体について、健康について、また医学の発展についても純粋に感心させられ、感動できる展示会でしたよ。10月24日まで無休で開催中ですので、まだの方はぜひご覧になってみては?ちなみにギフトショップでは、色鮮やかな内臓がプリントされたTシャツや、模型などが販売されています。ご興味のある方はこちらもお見逃しなく。

※展示会場では標本のすばらしさに圧倒され、じっくりと見入っていた記者でしたが、その日の夜は標本が思い出され、なかなか寝付けませんでした。あとからじわじわとボディーブローのように効いてくる人体の不思議展、違った意味で夏の夜にも最適かも。

【人體奧妙台灣巡迴展(人体の不思議展)】
開催場所:台北市士商路189號 国立台湾科学教育館7〜8F特別展エリア
電話:(02)2833-0011 0800-55-77-55
開催期間:2004年4月21日〜2004年10月24日
開放時間:10:00〜21:00(入場は20:00まで)
入館料:大人280元、学生200元、65歳以上半額 ※12歳以下の児童は親か教師の同伴が必要
人体の不思議展HP:http://www.bodyworlds.com.tw/
交通:MRT士林駅またはMRT劍潭駅から徒歩約10分(シャトルバスあり)


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