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台北日和 2004年6月28日
国立台湾科学教育館

 前からずっと気になっていたのです。このどこか宇宙ステーションを彷彿とさせる近未来的な造りの巨大な建物。それは国立台湾科学教育館。台湾の未来を背負う子供達への科学教育を推進すべく設立された科学教育の要塞とはいかなるものや?

 地上10階立ての円柱型の外観をした科学教育館は、エントランスに足を踏み入れる前から科学とアートが合体したオブジェがお出迎え。老若男女が黒山の人だかりをつくっていたのは「滾球機器(球転がしマシン)」。密閉された空間の中で、無数の球が旋回する風車やトンネルなどを計算された角度で転がって行き、ときに飛び跳ね、随所に仕掛けられている鐘を鳴らすというもの。計算しつくされて設計された科学アートに、ついつい見入ってしまいます。と、ここで足止めを食ってる場合ではありません。

 一歩科学教育館に足を踏み入れると、1階から10階まで吹きぬけた豪快なガラス張りのロビーに思わず驚きの声があがること間違いなし。というか、ここから眺めると1階にはギフトショップエリアに7−11が、2階にはバーガーキングとスターバックスがどーんと見えていて、一瞬ここが「科学教育館」だということを忘れてしまうのです。ロビー正面のチケット売り場では、常設展や劇場のチケットを販売していますので、参観希望の方はここでチケット購入を。

 1階には、化石のレプリカや、恐竜グッズ、立体パズルや知育グッズなどを取り扱うギフトショップと共に7−11が、2階は休憩エリアとなっていて、バーガーキングにスターバックス、クレープ屋に台湾小吃とお食事処が充実。3階〜6階は常設展(100元)となっていて、生命科学展示エリア(3、4階)と物質科学・地球科学展示エリア(5、6階)と、それぞれパネルや豊富な資料、また体験型の展示物を通して、科学に親しめる造りが特徴です。7〜8階は特別展エリア。現在「人体の不思議展」が開催中ですが、この様子は後日レポートをお楽しみに。

 他にも科学関連の蔵書がつまった図書館や、科学実験室、児童向けプレイグラウンドなど、科学教育目的の設備が目白押しの中、ちょっと面白いのが、地下1階にある3D立体体感映画館と地底世界展示エリア。地底世界展示エリアには、地震体験シアターや4D体感シアターもあり、早速体験。特別な眼鏡をかけての4D体感シアターは、飛び出すスクリーンと連動し、シートは動くわ、風は吹くわ、水は出てくるわとまるでテーマパークのアトラクションのよう。フンコロガシが出てくるシーンで、匂いがしなかったのは救いでした。

 地元の人にお食事処として、涼める図書館として、テーマパークとして?!気軽に利用されている国立台湾科学教育館は、お堅い名前とはうらはらに、楽しみながら科学と触れ合え、科学をより身近な物と感じることができる素敵な教育施設でした。

【国立台湾科学教育館】
住所:台北市士商路189号
電話:(02)2837−8777
FAX:(02)2837−7601
開放時間:9:00〜18:00(チケット販売は9:00〜16:30まで)
休館日:5月と9月の最終月曜日、旧暦の大晦日の2日前から大晦日当日まで
入館料:無料(※3F〜6Fの常設展:100元、B1の劇場系と7F〜8Fの特別展は内容により入場料が異なります。詳しくは国立台湾科学教育館HPでご確認を。)
国立台湾科学教育館HP:http://www.ntsec.gov.tw/
交通:MRT士林駅またはMRT劍潭駅から徒歩約10分(シャトルバスあり)


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