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台北日和 2004年5月17日
蜂大コーヒー

 スターバックスにバリスタ、ドトールコーヒーと、ここ数年増えに増えたコーヒーショップ。お茶の国台湾にもすっかりコーヒーを飲む習慣が定着したようです。コーヒーの歴史が浅そうに思える台湾ですが、台北にはもうすぐ創業50年をむかえようかというコーヒー専門店があるのです。

 戦前からの繁華街である西門町には、流行りのお店に混じり、手作り中国靴店や老舗のお茶屋など、昔ながらの伝統を守る老舗が数多く残っています。ここ蜂大は、創立1956年の台北一の老舗カフェ。カフェといえども、もともとコーヒー器材の専門店なので、店頭には各種コーヒー豆とコーヒー用の器材などがみっちりと並んでいます。中でも目を引くのが、カウンターの後ろに並んだ高さ1メールはあろうかという本格的なウォータードリッパーの数々。なんでも蜂大は台北で最初にこの水出しコーヒーを出したお店なのだとか。この巨大なウォータードリッパーで、じっくりと時間をかけて抽出された水出しコーヒーは、コーヒー豆の香りがしっかりと封じ込められており、余計な苦さや渋みがないと大評判だそうですよ。

 こじんまりとシンプルな店内には、開店当時にアーティストが作ってくれたという、コーヒーの製作過程を記した銅版レリーフが渋い光を放っています。無駄な飾りのない店内が、老舗の自信を感じさせ、ゆっくりと何時間でも落ち着ける雰囲気です。さて、お待ちかねのコーヒータイム。やはり基本のコーヒーを押さえるべし!ということでオーダーした蜂大綜合(ブレンドコーヒー):NT$85、と水滴冰淇淋(コーヒーフロート):NT$120。先ずはテーブルに運ばれてきたブレンドコーヒーの芳香にびっくり。コーヒーの香りで癒されるってことあるんだぁ、と、アロマコーヒーとでも命名したいほどの香りの良さ。口当たりもまろやかで、それでいてしっかりとした深いコクと味わいが広がるコーヒーは、数々のコーヒー通を虜にするというのもうなずけます。コーヒーフロートにはチョコチップ入りのコーヒーアイスが入っていて、スウィートな味わいですが甘すぎることはなく、ちゃんと大人のコーヒーフロートに仕上がっていましたよ。

 店頭には蜂大オリジナルのクッキーなども各種販売されています。鮑魚酥(あわびパイ:NT$15)なんていう変わった名前のパイもありますが、これは形が鮑のようだからだそう。ちなみにあわびは入っていませんのでご了承を。お味はレトロカフェにふさわしく素朴な味わいでしたよ。ランチセット(NT$150〜NT$160)やサンドイッチといった軽食メニュー等、コーヒー以外のメニューも充実の品揃え。台北で本格コーヒーを味わってみたい方、ぜひ一度蜂大でまったりとコーヒータイムを楽しんで見てくださいね。

【蜂大
住所:台北市成都路42號
電話:(02)2331-6110
交通:MRT西門駅から徒歩約5分


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