2004年5月10日
南陽街 予備校街

 予備校街・・・それは人生の楽しみの全てを抑え込み、「合格」の2文字を目指して勉学に明け暮れる重苦しい雰囲気満載の街。日本に負けず劣らず厳しい受験戦争が繰り広げられている台湾の予備校街はいかなるものや!

 台北駅の南側に広がる南陽街は、予備校や塾の集まる学生集中エリアの一つ。受験なんてものとはとっくの昔に縁のなくなった今だからこそ、のぞいてみたい他人の不幸・・・いや、若者達の勉学に励む一生懸命な姿!を見て、たるみがちな日常生活に喝を入れよう!と、予備校街へゴー!南陽街に足を踏み入れると、ピザ屋やカフェなどの食べ物系の看板に混じり、「○○補習斑」とか「××教育」という予備校や塾の看板が目に入ります。中には、「哈佛留学中心(ハーバード留学センター)」という看板まで。ほんとにハーバードへの留学なのか・・・というツッコミはこの際おいといて。

 それぞれの補習斑の入り口には、日本の予備校や塾などでもよくお目にかかる、「うちのスクールからは、これだけ有名学校に合格しましたよ!カモン!入塾!」とアピールする、合格者名簿が誇らしく張り出されているのですが、なんと台湾の合格者名簿には、名前と合格した大学名、さらには合格者本人の電話番号まで明記してあります。うーむ、知人の名を発見したら、即刻「祝!合格」の電話を入れましょうね♪ということだろうか・・・、しかしこれって個人のプライバシーは。。。と、台湾と日本の相違点にしばし悩んでみたのでした。ちなみに大学などでの合格発表でも、個人の電話番号は明記されるのですよ。

 さて、勉学に励む学生達を力強くバックアップするつよ〜い味方が「K書中心」です。ちなみにK書とは、中国語でガリベンの意味。時間制で、静かで快適な勉強空間がゲットできるサービスです。仕切り付きの机と椅子が並んだだけのシンプルなものから、個室完備のところまで、グレードもお値段もいろいろですが、標準的な利用料金は4時間で60元ほどだとか。休憩スペースには、漫画や雑誌なども置いてあり、予備校の待ち時間や空き時間などにも利用されている模様。会員制や月極め契約などもあるそうで、なんだかスポーツクラブみたい?!

 しっかりお勉強するには、腹が減っては戦が出来ぬのと同じで、お食事何処も必須。予備校街にはつきものの、安くてボリューム満点な食堂!と目を走らせると、結構お洒落なカフェ系のお店がちらほら。メニューもハンバーガー30元、サンドイッチ20元と激安。・・・しかし、私のイメージする予備校街の安食堂とは程遠いっ!(偏見ですか?)と思ってるところで目にとまった濃厚な空気が漂う狭い小道。これよ、これっ!これこそが予備校生に相応しい、安くて美味くてボリューム満点な食堂街!と嬉々として足を踏み入むと、テンコ盛りのチャーハンの上にジャンボトンカツと付け合せが鎮座した、体育会系の男の子もガッツリ大満足のお弁当に遭遇!しかもお値段わずか50元(約150円)!

 食に関してはただでさえコストパフォーマンスの高い台湾ですが、ここの犯罪的なボリュームには圧倒されること間違いなし。食費を抑えたい方は、ぜひ横道に入ってみてくださいね。ちなみに通りの名前は、乱立する予備校の看板に隠れていて分かりませんでした。でも入り口近くの激辛臭豆腐の芳しい香りがあなたを手招きしてくれるので迷うことはないはず。節約旅行の方にはオススメの予備校街活用法?!ぜひお試しを!

【南陽街 予備校街】
場所:台北市南陽街のあたり
交通:MRT台北駅から徒歩約5分


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