2004年5月7日
春水堂

 珍珠●茶と泡末紅茶といえば、台湾を代表するおいし〜いドリンク。これらのメニューを開発した「春水堂」の新しいカフェレストランが中山にオープンしました。QQとした弾力がたまらない本場の珍珠●茶を試してみませんか?

 今や世界中のチャイナタウンで、楽しむことができる珍珠●茶と泡末紅茶。特にQQとした弾力が楽しい粉圓(タピオカ)を太いストローで、ずぼぼぼぼぼっ!と音も高らかに吸い込む珍珠●茶(パールミルクティー)は、ドリンクで遊んじゃっているような、ちょっと後ろめたくも楽しい気分にさせてくれる逸品。コップの底に残った粉圓を、1個、1個、お行儀悪くストローで拾っていったりね。ちなみに“QQ”とは台湾の若者言葉で、弾力がある様子を表します。QQとしたお餅、QQとした猫の肉球、なんて具合に使うんですよ。

 さて珍珠●茶と泡末紅茶を開発したのが、台中に本店がある「春水堂」。1980年代の初頭、オーナーの劉漢介氏は若い世代の中国茶離れを憂い、コーラやジュースに代わる中国茶ドリンクの開発に頭を悩ませていました。そして試行錯誤の後、1983年にシェイクすることによって発生した柔らかい泡がおいしい泡末紅茶を、次いで1988年にはデザートとして食べられていた粉圓をミルクティーに入れた珍珠●茶を発表。中国茶といえば急須で入れた熱いお茶が一般的だった台湾で、冷たく甘く、ストローで飲めるお茶は革新的な存在でした。かくして珍珠●茶と泡末紅茶、そして「春水堂」の名は、瞬く間に台湾中に広まったのです。

 「春水堂」の茶芸館は台中の本店をはじめ、台南、高雄、台北など全国に十数軒を展開。今回お邪魔した台北南京店は今年4月に開店したばかりで、お祝いのお花が店頭に華やかさを演出していました。木とガラスを多用したシックな店内にはせせらぎが流れ、随所に生け花が飾られています。メニューは珍珠●茶をはじめとするティードリンクが約60種類。トーストやシュウマイ、大根餅、麺といった軽食メニューも豊富で、お得な朝食やアフタヌーンティセットも揃っています。バナナミルクティーやレモンヨーグルトティーなど、ユニークな品につい手が出そうになりますが、ここは基本をおさえてと珍珠●茶(Sサイズ50元)を注文。テーブルに備えられた伝票の商品名にチェックを入れ、テーブル番号を記入。それをカウンターに提出してお金を払うと、店員さんがドリンクやフードを運んできてくれるシステムになっています。

 さぁ、老舗の珍珠●茶ですが、先ず感じるのは上品な甘さ。ハチミツでしょうか、街角のスタンドで売られている珍珠●茶と比べ、甘みがやわらかくお茶の味を引き立てています。珍珠は若干小さめで、嬉しいほどすぽすぽと、ストローを通り抜けて口に飛び込んできます。思い切り吸い込むと、勢い余って珍珠が喉に入ってしまうのでご用心。珍珠は茹で具合が難しく、やわらかすぎるのを出す店もあったりするのですが、さすが「春水堂」は硬すぎず、柔らかすぎず、歯ごたえもむっちりのQQ具合。オシャレな店内で、ゆっくりこの味を楽しめるのなら50元は安いなぁ〜と素直に思います。林森北路の近くですので、お酒を飲んだ後の一杯にもオススメですよ。

※…●は女へんに乃

【春水堂】
住所:台北市南京東路一段29號
電話:(02)2521-3359
営業時間:10:00-24:00
休業日:旧暦大晦日
交通:MRT中山駅より徒歩約10分

※春水堂の詳細はこちら:
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10253.html


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