2004年4月21日
淡水 無極天元宮

 ここは北京!?と思わず目を疑ってしまう、荘厳華麗な天壇を淡水の山奥に発見。UFOの基地という説もあるこの建物。本殿の屋根の上には、2匹の龍が7個の星を護っています。この建物、正体はいかに??

 ・・などと、大げさな書き出しではじまりましたが、こちらは「無極天元宮」という道教のお寺。そして肝心の天壇は本来は信者の修行場だったのが、その見事さが人を呼び、観光地となってしまったのだとか。ちなみに「天壇(てんだん)」とは、元来、冬至の日に中国の皇帝が、天の神様に五穀豊穣の祈りを捧げるために建造した円形の祭壇のこと。北京に現存する天壇は世界遺産に指定されているんですよ。

 一方、こちら淡水の天壇は、まだおニュー。高さ約200メートルの5階建てで、円の直径は108メートル。完成までに6年かかったのだとか。
 各フロアには10メートルはあろうかという巨大な布袋さんや、どこかユニークな表情やポーズの神々が祀られ、見慣れぬ目からするとキッチュな美術館にでも迷い込んだよう。しかし、ここは敬虔な祈りの場ですので、信者の方の邪魔にならないよう静かに見学させていただきましょう。
 5階の回廊からは淡水の街を一望に見渡せ、天気が良ければ台湾海峡が目の前に広がるそう。正直、最上階まで階段を登りきるにはかなりの根性と体力が必要とされますが、その価値あり!と言っておきましょう。

 階段の昇り降りで喉が渇いた・・という人は、本殿前の「九九龍泉水」へ。龍の顔の形をした蛇口から、勢いよく流れ出す水はまさに甘露!地下から湧き出した天然のミネラルウォーターだそうで、中国茶を入れるのに最適だとか。大きなポリタンクを両手にぶら下げた近所の人が、水をもらいに並んでいましたよ。

 そうそう、UFOの基地・・説ですが、建設途中の天壇を見た近所の子供たちが言い出した噂が原因で、TV局まで取材に来たのだとか。確かに天の神様と通信をする場所ではあるのですが・・。

【淡水 無極天元宮】
住所:台北縣淡水鎮北新路三段36號無極天元宮
電話:(02)8631-9218
交通:MRT淡水駅より車で約30分


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